オレオレイタリア料理店

溶けるような日差しの中、首に手拭を巻いて真黄色の自転車に乗って出かける。自転車だけでなくズボンのベルトと腕時計まで黄色である。
途中某氏と道で邂逅、彼が搭乗するは噂どおり文字通りのスーパーカー(自転車)であった。
あひゃースゲーと言いながら色々見せてもらったのだが、時間が無くてちゃんと見れなかったし乗せてもらう時間も無くて残念。
あーもっと見たかった。今度もっとじっくり見せてもらおう。
しかしながら、フルレコードの自転車を真近で見たのは生まれて初めてである。
「ねるねるねるね」と言い「フルーチェ」と言い「フルレコードの自転車」といい最近生まれて初めてが多いなぁ。
暑くて暑くて入った明治屋で、今日はワインの試飲をしていなくてがっかりであった。青汁の試飲はやってたけどイラネ。


あまりの街中の暑さにケーキとコーヒーを食しようと窓の広いピザやさんだかイタリア料理屋さんに入った。
飲食店に良くあるような、案内係の人が「X名様ご案内です」というと店の人が「いらっしゃいませー」と唱和するような感じで、なんかそれらしくイタリア語らしきものを喋っていたのだが、どう聞いても、案内係:「ボンゴレビアンコー」、その他店員:「オレオレー」としか聞こえなくて、オーレってイタリア語ちやうやんーでもボンゴレビアンコって。とお客さんが来る度に笑いを噛み締めていた。
とはいってもその店がイタリア料理屋さんなのでイタリア語だと推測しているだけで、本当はウズベク語やエスペラント語かも知れない。それが何の言語でも店員さんが呼び交わしている言葉は私にはさっぱりわからないことには変わり無い。
昔の上流階級の家庭では、召使に聞かれて困るような話はフランス語とかラテン語とかでしたと言う話やけど、なんかそういった気分の悪さを感じる。
私の教養が低いからだといえばそれまでやねんけど、店員が客のわからん言葉で大声で喋っているというのは気分の良い物ではない。
例えば、案内係:「どう見てもバカ3匹連行しましたー」、その他店員:「やーいバカバカー帰れー」とイタリア語で言われていたとしても全く分からないのである。
そういうわけでちゃんと日本語で喋れよコノヤロー。
などと思って回りも見回しても誰もそんな事思っていなさそうだ。まぁ思っていてもわからんけど。
まぁ大体私がそんな事を考えてるとも他の人にはわからんやろうからねぇ。
などと心の中で言い掛かりをつけておいた。
店もちょっとオサレやと思って良かれとやってるのかも知れんけど、こんな言い掛かりつけてくるようなヤツ(例えば私など)もおるから難しいなぁと思った。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP