スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 / 着せ替えアミダラ / 私抜いたらスゴいんです

amazon ASIN-B000066I57なんか最近スターウォーズの話でエントリを埋めているような気がするけど、気にせず…
大きくなったアナキン・スカイウォーカーの青年時代とクローン戦争勃発までの物語を描いた2002年公開の「エピソード2/クローンの攻撃」を見た。
「シャレード」のオードリー・ヘプバーンのごとく、ひたすらナタリー・ポートマン演じるパドメ・アミダラの着せ替えをこれでもかと見せられる。これってスターウォーズ?って思うけど、これはこれで良し。美しいものは善である。
しかし、片時も離れないようにと言われて、こんな姫と二人きりで宇宙に放り出されたら、如何にアナキン君でなくともダークサイドに堕ちるのは簡単だろう。
でも、アナキン青年は最初にアミダラに会った瞬間に黒い欲望が噴出していたように見えたのやけど、アナキン君の言う「愛」がどす黒い欲望としか見えないのは私がどす黒いせいなのだろうか…
やたらと民主主義を連呼するのはさすがにアメリカやなぁとおもったけど、どちらの軍勢も自分たちが正義だと本気で思っているところが一筋縄ではないところ。


泥臭くてダサいジェダイや他のシス卿とは違い、ラテン系紳士のような渋さを持ったドゥークー伯爵が良い感じであった。さすがドラキュラ伯爵である。
また、杖ついてよろよろ歩くマスターヨーダがライトセイバーを抜いたとたん、なんと軽やかに舞いながら惚れ惚れする戦いを繰り広げることか。「私、抜いたらスゴいんです。」ってなものである。
見た目はヨボヨボやけど、剣を抜いたら強い典型的な老剣豪ではないか。
アナキン青年含め、出てくるジェダイの騎士がなんか弱いなぁと思っていたのやけど、みんなヨーダ師匠の引き立て役やったわけやね。
ヨーダ師匠の軽やかな舞いと、ドゥークー伯爵の渋さと、なによりもアミダラ姫の着せ替えを味わう、エピソード3の動機付けと導入部分となる映画であった。
ただ、私はこれを見終わってすぐにふんふーんとエピソード3を見られたから良かったけど、公開当時は3年待ったわけで、ファンの皆様はさぞかし辛かったであろうと思った。
この映画を観る前に「ジャンパー」を観ていたので、アナキン青年がジャンパーに見えてしょうがなかった。
このシリーズを見た人がジャンパーを見れば、彼がジェダイの騎士見習いに見えてしょうがなかっただろう。
でも良く考えれば、「ジャンパー」もスケールの小さい欲望でフォースの暗黒面に当たり前のようにどっぷり肩まで浸かって生活している青年の話である。
このヘイデン・クリステンセンなる役者は、欲望のまま暴走して堕ちる役のはまり役というところなのだろうか。しかし、それは嫌な性格俳優やなぁ…

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