17世紀オランダの半田付け

全国巡業中であるルーブル美術館展のポスターになっている、あのダリ先生がベタ褒めしたフェルメールの《レースを編む女》が「半田付け」をしているようにしか見えない。と毒舌紳士が仰っていて笑った。
確かに手つきが半田付け以外の何物でもない。きっとこの絵のオランダの彼女は、膨らんできたコンデンサを交換しているか、ショートしっぱなしになったリードスイッチを張り替えているに違いない。
もうこれから一生この絵は半田付けしているようにしか見えないだろう。
人が食べているカレーが美味しそうに見えるのと同様に、他人の行っている半田付けは妙に楽しそうに見える。
ということで私も夜中に、手元にあった機器のボリューム抵抗の値に比例して照度が変わるような位置にLEDを半田付けしなおしたのであった。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP