「馬鹿馬鹿しい」は価値か?

最近ずっと笠原嘉の精神病だの神経症だの本ばっかり読んでいて、何だか身につまされすぎて読むのがしんどくなってきたので、気分転換に漫画でも読もうかと百円で買ってきてまだ全部読んでいない『はみだしっ子』読み出して…あかんあかん、これは余計にやばいやん…
それならば何度も読んでるやつにしとこうと『デビルマン』とか『北斗の拳』とか『エリア88』とか読んでも、意外に殺伐したストーリーやんけーと。
うん、やっぱり『珍遊記』あたりが無難な所かな。『地獄甲子園』も素晴らしい。
この限りない馬鹿馬鹿しさと、この馬鹿馬鹿しいのを必死で泣きそうになりながら作っている作者が透けて見えるところがまた馬鹿馬鹿しくてよいですな。
「馬鹿馬鹿しい」を一つの絶対的な価値にまで押し上げた漫画を読みながら、この私自身の馬鹿馬鹿しさやアホらしさも価値になれば良いのになぁ、と思うのであった。



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