鯵・フランス

帰りにいつもの魚屋でお造り用鯵が売っていた。
「これは安い!」と言い切れないほどの微妙な値段だったが、造りにできる鯵が出ているのは珍しいので買って帰ることにする。
片身を刺身、片身をタタキに、残りのアラは味噌汁か煮物に投入予定。
最近はどんな魚でも刺身とタタキを食べ比べるとタタキの方が美味しく感じるので両身ともタタキにすればよいのだが、タタキの串に刺して火で炙るという調理法に比べて、刺身で皮をひくというテクニカルな包丁捌きが結構好きなのでついつい刺身を作ってしまう。
中世ヨーロッパ魔女狩り風火炙りよりもアジアンテイスト溢れる生皮剥ぎの方が大好きというわけで、うまうまと鯵を食す。
ご飯を食べるとラジオを聴きながらドアクロワとショパンとジョルジュ・サンドが出てくる本を読む。
何とかビッチだの、何とかーニャなどのロシア風の名前の飛び交う小説は慣れているけど、フランス読みの名前の飛び交う小説は余り慣れていない。
そういえば最近はミラン・クンデラだとかアゴタ・クリストフだとかフランスにかかわりのある小説ばかり読んでるなと思い当たった。
まぁ、だからなんだと言うことはもちろん無いのだが。
今日も寒かった。そろそろ火鉢か。

2件のコメント

  • うむうむ。そうでした。
    「二十日大根友の会」に続き「ハッキン友の会」でも発足しましょう。

  • タタキいいですなぁ~
    火鉢もだけどそろそろハクキソカイロでは?

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