半端体dump態

この日も仕事。
勉強になった。激しく勉強になった。しかしそれと同時に自分の卑小さも大いに思い知った。
ただそれが努力や経験ではいかんともし難い部分に属する事が残念ではあるが。
三連休のうち二日働いたけど毎日休みなしでも無問題。私がいくらガレー船奴隷や綿摘み奴隷のように休みなしで働こうとも、悲しんだり文句を言ったり寂しがったりする嫁や子供や恋人がいるわけでもないし、私には仕事の時間を削ってまで過ごしたいと思う嫁や子供や恋人がいるわけでもない。
人間存在一般に共通する交換可能性や価値の希薄性の恐怖に引き換え、自分が一番判っている、これだけは私以外にあり得ない。という点が巨大なシステムの中に一点でもあることは、えも言われぬ充実感をもたらすものであり、この感覚が後々大きな罠となる事を判っていてもなお、求めて止まない感覚でもある。
人の言うところによると、私は色々な意味で後戻りの出来ない時期に差し掛かりつつあるらしい。
確かにあるものはもう二度と元には戻らない形に変容して駄目になっているのがわかるし、またあるものは今ならまだ間に合うかもしれないように思える。
しかし、だからといって、一体どこに踏み出せばいいのだ?

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