夜の琵琶湖で泳ぐ

この日も夜に琵琶湖に行き、真っ暗の琵琶湖に網を持って入って水草やスジエビやドブガイを捕獲した。

普通はあまりそういう感覚はないとよく言われるけど、海でも琵琶湖でも、川でも風呂でも真っ暗闇の中で浸かっているとむやみに落ち着く。

「体内回帰」といってしまえば簡単であるけど、自分が安心できる自分に近しいと感じられる場所で、いつもなら何もせずに押し寄せてくるほどの情報がほとんど無くなってしまえば、自然にダウナー状態に入るのかもしれない。

当たり前であるけど、感じられないことや見えないことと、それが存在しないことはまったく違う。そこに何かが存在していることは知っているけど、今はそれが見えなかったり感じられない。というのは、自分自身の他者に対する「信頼」に関わる問題でもあるように思う。

圧倒的に情報の少ない世界に身を置いてダウナー状態に入るということは、言い換えればその世界を情報抜きで信頼しているということでもある。

そして、そんな信頼できるものや世界を持っていることは精神の安定に大きく寄与するのだろうなと思う。

沢山の見えない敵と見えない悪意と戦い続けるより、見えない味方と見えない善意が沢山あることを信じているほうがよろしいどすな。

 

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