「ラリホー」の書

もうずいぶん前から、かれこれ二週間以上『重力の虹』を読んでいるけど上巻の半分も読めていない。
10数ページ読むたびに激しい眠気に襲われて気がつくと寝ている。というのをもう何回も繰り返しているせいでまったく先に進まないのである。
既にストーリーも殆ど忘れかけ。というか、この本にストーリーがあるのか?ストーリーを追う事に意味があるとはとても思えん。
文章を一文だけ取り出して読んでみるととても良い感じなのだが、それが何個も繋がって続いて行くと不思議な催眠効果を及ぼすようだ。話がどんどん脱線してゆき、気がつけば全く違う話になっている様は、カウチに寝そべって自由連想しているようでもある。
そういうわけで、この日も夕御飯後に『重力の虹』を読み始めてすぐに朝まで気を失っていた。
恐るべし『重力の虹』、不眠症の人にお勧めの本である。
もう二週間読んでみて、上巻を読み通せないようなら読むのを諦めよう。

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