『海の名前』 / 時計仕掛けの土偶?

amazon ASIN-4487797055日仕事帰りに職場の図書館で本を借り、傭兵仲間と少しばかり話し、まだ明るいうちに帰宅する。
そのうちの一冊は海にまつわる色々な名前をテーマにした『海の名前』という写真集のような本で、いかにも腐女子が「癒し系」と重宝しそうな本であるが、海と魚に過敏反応する私の事であり、読んでいるうちに激しく海に行きたくなってきた。
こと海と魚に関して、土偶は腐女子となんら変わるところは無い。
こういう海に行きたいとか夏を望んでいるとかいう感情は、自分で自発的に自らを基点にして起こってくるもののように感じるけど、某氏の指摘によれば、去年の今くらいにも私は夏はまだかとか、海がどうしたとかブログで言っていたようで(ホントだ)、このぐらいの時期のこのくらいの気候のこのくらいの湿度になると海に行きたくなるといったように、実は特定の刺激に特定の反応を返しているに過ぎないのかも知れないとちょっと不安に思った。
ま、思っただけやけど。


この本に出てくる「海」は波の名前とか、潮の名前とか、海岸の地形の名前とかの、上や外から見た場合が多い。
しかしながら私は潜るのが好きだという事もあり、海をイメージするのはどちらかと言うと海底やとか水中やとかの中や内側からになる。
そう言うわけでこの本は、コンセプトとしてはとってもいい本やのに、「海」を中や内側から見た視点がとても少なくて残念である。
でもまぁ、こういう感覚の方が特殊なのはわかるし、本としては中々良かった。海好きにはたまらんやろう。写真も綺麗やしね。

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