スティーブン・スピルバーグ「未知との遭遇」(1977/米)

amazon ASIN-B000H1RGUE 「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」の一環ということでこの日は『未知との遭遇』を見た。
地球外生命体との「ファーストコンタクト物」を描くものであるけど、全編善意と好意に満ちていてなんとも心地よい。
何にも物怖じしない純真無垢な子供のようにでもなく、自分の使命や強さを意識しているエリートや超人の様に地球のためでもなく、沢山の大人たちがお互い寄り集まって恐れと好奇心を半ばさせながら、ただただコンタクトを取る事自体を目的として興味から地球外生命体と接する様が、そして突然の非日常に振り回されてしまう普通の大人たちの姿がなんとも良い感じに描かれていた。
英雄も超人も純真無垢な子供もエイリアンもプレデターも登場しない、UFOにしろなんにしろ、自分より上位にある圧倒的な「夢」のようなものを追いかける、善意の大人「達」が主人公の良い映画だった。
この年になるとこういう映画はなんともたまらん。やっぱり名作やね。
母船と音とパネルで会話を試みるシーンはなんとも感動的だった。

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