在り難く無いアニサキスと在り難い生麺

前日にスルメイカ解体中にアニサキスチェックにてアニキ発見。刺身は入念にチェックしたから大丈夫なものの、塩辛はどうしたものか?まだ肝臓にもいる可能性は低いものの、さすがにここはチェック出来ないぞ。でもまぁ、「一晩冷凍すれば死ぬやろ?」という事で強行、塩辛を作る。
寄生虫を意に介さないタフさは我ながら天晴れである。
しかしこのタフさは私の野蛮性と非文明性から来るのではなく、高度な知識と論理性に裏づけされた知性から来るものである事を強調しておきたい。大抵の恐怖は未知から来るものであるからして、寄生虫のメカニズムと対応策さえ把握しておけば、アニサキスなど恐れるに足らず。と言うわけである。
前日にやっぱりイカは美味しいなぁ。と散々思ったので、この日パスタ屋さんでついつい生麺のイカ墨スパゲティーを食べた。
生麺のスパゲティーというとそれだけで価値があるように思えるけど、「ラーメンとおんなじやん」と考えると一瞬にして有り難味が吹っ飛ぶのは不思議である。パスタ屋さんの厨房に「近藤製麺」と書かれた箱が積んであれば「えーっ」であろう。
そいうわけで、生麺のパスタだと言うだけでやたらと祭り上げる風潮はいかがなものか。ラーメンなんか全部生麺ではないか。と思いつつ、透かし彫りなハンティング帽と「首に巻くやつ(名称不明)」とワッフル生地なズボンを買った、とても天気の良い午後であった。

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