本気で寒いと思った日

私の部屋の目覚まし時計には湿度計と温度計がついているのだが、この日朝起きて目覚まし時計を見たら室温が1℃だった。余りにも中途半端なのでどうせなら0℃の方が気分が良いわいと寝ぼけながら考える。
窓から外を見ると雪が積もって道路だろうが屋根だろうが満遍なく白い。もう一面が銀世界である。これは自転車で通勤したら転ぶじゃないか。という事で朝食後にオンロード仕様としてスリックタイヤを履かせているマウンテンバイクをブロックタイヤに交換して出勤した。
バスで仕事に出かける。という選択肢を最初から考慮にも入れず、当たり前のように出勤前にタイヤ交換をしてまで雪が積もった吹雪の中を出勤する事が変わった行動である事を指摘されて始めて気づく自分にちょっとだけ呆れつつも、そんな自分がちょっと愛しかった。

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