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2006年10月28日




●優先順位

自分のテリトリー外の何の音もしない静かな部屋で何も喋らずに見慣れない景色を眺めていると、普段考えないようなことが頭に浮かんでくる。
それは自分の行く末であったり、自分の来た道だったり、また言葉にならない色々な事であったり。
この世の中にあるもので自分が見て感じて認識しているものなんかごくごく一部に過ぎず、俺の知覚できる範囲の外には現実的に無限大とも言える混沌の荒野が広がっていることを強く意識する。
そんな狭い範囲の知覚の僻地に、無限大の混沌も含めた意味など見出そうとするのは無謀でしかないのだろうか。

やけにガラス面の多い窓から入ってくる光と風を浴びながら、頭の中で色々なことを優先順位ごとに並び替える。
優先順位自体が大きく変わったので、それは元とは似ても似つかない綺麗な形になったので驚く。
というよりも、今までの入り組んだ優先順位順に並べられた形が歪すぎたのだ。
人間なんてもの意外にはシンプルな構造をしているのかもしれないと思った。

前日にピアノの話をしてからピアノ曲ばかり聴いている。
ピアノを弾ける人からピアノの話を聞かせてもらうだけでムダにうっとりするもので、自分が一番好きなピアノソナタを自分自身で演奏できたらどれだけ良いだろうといつも思う。

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