ご覧のページは旧ページです。



新ページへ3秒後に移動します。










« 我々がホルモン焼きを食べる様は力尽きたシマウマにハイエナが群がるかのようであった | Top | オタール・イオセリアーニ 「蝶採り」 (1992/仏=伊=独) »

2008年02月23日




●オープン・ウォーター(2003/米)

amazon ASIN:B000A16D2S  かなりの低予算の割にかなりヒットしたらしいオープン・ウォーターを見た。
タイトルの通り、ダイビング中に周りが海しか見えないオープンウォータに取り残されたカップルの物語で、パッケージ通り恐怖のメインとなるのは「サメ」である。
伏線通りにサメを呼び集めるような行動を繰り返して、気づいた時にはサメに取り囲まれている。そんな感じの話がテレビの再現ビデオのように続く。これは中々に怖い映画やった。
想像するだに一番怖そうな夜のシーンが殆ど無かったのが残念ではあるけど。

この映画はマグロの肉でホンマもんのサメを呼び集めて撮影したらしく、うじゃうじゃいるサメはCGでもなんでもないらしい。
そういう意味では、素潜りで魚を銛で突くという、一番サメを呼びやすい事をしている私にとって、サメって狂乱索餌状態でも意外に人に食いつかないもんやなぁと逆に感心した。
私にとってこの状況は、砂漠をピストで踏破するのを試みる、半そでTシャツでエベレストに上ってみる、と同じ位の、実際そうなったらしんどいやろうなぁ。という話であった。

ネットではこれが実話に基づいているという所に拘って叩かれていたけど、そもそも自分が真実だと思っている事すらどれだけ実話なのかも怪しいと思う人間なので、映画や小説が実話であるという事にどれだけ価値があるのか良く分からない。実話かどうかなんかどっちでもいいレベルやと思うねんけどねぇ。
売る方もこの映画の「実話」の部分を強調しすぎじゃないだろうか。と思った。

882

トラックバックURL

 

コメントする

(必須項目:名前とコメント本文)
皆様のコメントを心よりお待ちしております。m(__)m