米軍はジャイアンか?

仙台が実家の友人の家族が無事だと聞いて絶賛テンション上昇中。
昼にえらい事上昇した東京の放射線量も、そこそこの値をキープし続けるのかと思ったら、すぐに通常通りに戻りましたな。
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あれだけのことが起こっていながらも東京まで到達する放射能はこの程度のもんなんですね。
逆に安心した。
世の中悲観論と楽観論がごった混ぜになってわけがわからんけど、
これを読んでちょっと落ち着いた。
そして、安全圏にいる我々の心構えとして、この内田樹の記事「未曾有の災害のときに」が秀逸だと思う。


東電叩きが協力会社なる下請け孫受けから派遣されてる現場の人間叩きにまでなっているのが何とも居たたまれなかった。
ポンプのガソリンが無くなっているのに気づかずに冷却水を送れず燃料棒が露出した。って話を聞いて、
想定以上で未体験ゾーンの状況で決死で作業する現場のパニックぶりや混乱ぶりがありありと想像されて心臓のあたりがギューーーっとなった。
必死になればなるほど当たり前のことがぽかっと抜けるものだ。
いつも現場でぶっつけで、時に独力でトラブル対処する状況に追い込まれる人はこの感じがわかるんじゃないだろうか?私はよーーくわかるぞー
と、現場の作業員の立場に立った論調が全く聞こえてこないのでちょっと書いてみた。
米軍の原子力空母を主とした艦隊が本州沖にまで来て活動拠点基地となり、ヘリを被曝させてまで救助活動やら原発の消火活動やらをしてくれてるらしい。
さらに、米軍の揚陸艦が自衛隊の救援部隊を運んだらしい。
なんというか、今の米軍は劇場版のジャイアンみたいですな。
平時はテレビ版みたいにのび太いじめてるけど。
もう、テレビ見てるとトラウマになりそうな悲惨な事ばっかりやけど、それでも、人間や世界を「醜い」とか「腐ってる」としか思えなかった人が、今回の事で人間や世界に対して「これはいいものだ」と確信するようになる事も多いのではないだろうか。

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