スターシップ・ロワイヤル

先日から「SAYURI」「カサブランカ」「風の歌を聴け」等と脈略なく色々映画を見ているのだが、以前から最も好きな映画の一つ「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編を見た。
「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作は「パワードスーツ」なる概念を作ったSF小説の金字塔らしいけど、監督のポール・バーホーベンは原作も読まずにただ「虫と人間との戦いがやりたかっただけ」というコンセプトで作った、青春物語、恋愛物語、戦争物語、人の死、そして最後には映画という媒体まで全てをバカにし切った壮大なバカ映画という事になろう。この監督の目指す所は唯一つ。どこまで無茶をしてどこまで全てを笑い飛ばす事が出来るか、そこに私はいたく感激したわけである。


amazon ASIN-B0002VYM8Sで、その続編の「スターシップ・トゥルーパーズ2」だが、まず監督がポール・バーホーベンではなく、何でも初監督となる前作の特殊効果担当だったフィル・ティペットという人らしい。しかも全作の5%と低予算で撮影日数は26日、劇場公開は日本のみ…
これは、期待するだけアレだろう…
最初の方は前作を髣髴とさせるバカ映画度が高くいやがおうにも期待が高まる。でもって、出てくる登場人物がことごとくキャラがわかりやすく、ああこれはショーン・コネリーのつもり?これはアンジェリーナ・ジョリー、これはミラ・ジョヴォヴィッチ、これ将軍やのにハートマンやん!てな感じでどこかで見たようなモドキっぽい俳優ばかり出てきて、良い感じにB級感たっぷり。
しかしながら本編のストーリーが始まるとちゃんとした映画を見るように見入ってしまった。金曜ロードショーとかでやってたらまぁ面白い部類の映画になるやろう、密室エイリアンホラー映画として…あくまで金曜ロードショーやけど…
とにかくバカ映画度は低めやけど、低予算B級としては面白い映画やった。低予算B級映画としては…
ってこんなんスターシップ・トゥルーパーズ違うやん!
amazon ASIN-B000GQMJBQとここまで書いて勢い余って「007 カジノ・ロワイヤル」を見た。これはおもろい。おもろすぎる。目を離す暇さえない。映画はこうでないといかん。これこそ映画。いやーおもろかった。さっき見た「スターシップ・トゥルーパーズ2」ってなんやねん…
で、某氏のご質問、007が最後に持ってたアサルトライフルは何?ですが、ドイツ Heckler & Koch社の UMP やと思われます。デフォルト装備から、アッパーレシーバにレールを乗せてダットサイト、マズルにサイレンサーというところでしょう。

2件のコメント

  • お勧めおおきにです。また見てみます。
    H&KのUMPは「マトリックス リローデッド」でツインズ(やったかな?)が使ってたかと思いますので、見た事あるかと思います。

  • ライフルの名前を教えていただきどもです。
    ボンドがハンドガン以外を持つのん珍しいのと、どっかで見た形だったのが気になっておりまして。。。
    ちなみに、冒頭の追っかけっこシーンが面白かったなら「アルティメット」もオススメ。
    全編がコレで内容は「死亡遊戯」もどきですw

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