08月21日のツイート

@dogufs
@dogufs
新書なのにやたらと分厚かった、ヤコヴ・M・ラプキン『イスラエルとは何か』読んだ。イスラエルがユダヤ教徒のユダヤ人による国家ではなくむしろ帝国主義的なシオニストの国家であるという主張の結構衝撃的な本だったなー http://twitpic.com/eah8s8

00:40:06
@dogufs
ハンナ・アーレントの『イエルサレムのアイヒマン』にアイヒマンがシオニストだったということが書いてあってとてもびっくりしたのだが、反ユダヤ主義的な方向性から非ユダヤ人によるシオニズムという方向性もあることを初めて知った。
00:42:22
@dogufs
歴史上迫害され続けてきたユダヤ人という存在とイスラエルという国家が今までうまく結びつかなかったけど、アメリカやドイツがプロテスタント国家でなく、フランスやイタリアがカトリック国家だとはとても言えないのと同じように、イスラエルはユダヤ教国家ではないと考えれば解かりやすいな。
00:49:06
@dogufs
イスラエル人の自分たちの国家が欲しいという気持ちがとてもよくわかるし、中東戦争の勝ちっぷりを見ると神に守られているとしか思えない。ってことも良くわかる。でもいきなり自分たちのど真ん中に国を作るイスラエルはアラブ諸国から見て帝国主義の植民地政策にしか見えないというのもよくわかる。
00:53:37
@dogufs
世界にはゼロサム的に対立する数えきれない正義があるわけだが、逆に言えば正義を前提に主張をしても、自分の正義を前提条件として話をしても全く噛み合わないのが当たり前だといえる。
01:04:46
@dogufs
そこで『困ってるひと』でお馴染みの大野更紗氏の言う「自分の困っているところを個人的に主張する」方向性は、イデオロギー論なしにおおよそ通常の想像力を備えた人間であれば大抵の人が理解できる方法論だと思う。 http://twitpic.com/eahamn

01:09:34
@dogufs
「困っているひと」としてハンナ・アーレントを見てみれば、ユダヤ人迫害に困った人であり、国籍問題にも困った人であり、言論の弾圧や統制に困った人であり、全体主義にも困っていた人であるといえるw
01:11:28
@dogufs
正義や価値の話をするのではなく、個人的な話として「私はこんな事で困ってるんですけど」という接し方はほんま良いなぁ。と思う。
01:17:27
@dogufs
ダニエル・タメット『僕には数字が風景に見える』読んだ。アスペルガー症候群とてんかんとサヴァン症候群の著者の語る数秩序世界が美しすぎて気を失いそうやった。色々な美の中でも脳内で直接想起されるタイプの美が最強だな! http://twitpic.com/eaituz

22:14:25

08月21日のツイート by dogofs

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