今年の初海で泳ぐ/ガザミとサザエのスパゲティー編
平日に仕事を休んで若狭の海に行ってきた。
もう既に小中学校は夏休みに入っているけど海には全く人はいない。
某原子力発電所の近くという事もあるのかもしれない。
今年も捕りたてのガザミ&イシガニと新鮮サザエのスパゲティーを作って食べた。
ガザミは砂浜を、イシガニは岩場を探せば捕獲できる。
イシガニは探せば直ぐ見つかるが、ガザミは砂に潜っているので、カニが潜んでいる微妙な砂の起伏や色目の変化に気付く「目」が出来ていないと発見するのはとても困難である。
いうまでも無くガザミのほうが遥かに美味しいので頑張って捕獲しよう。
でもサザエや貝的な漁業権のきっついものは採らずにちゃんとお店で買って来よう。約束だぞ!
材料は二人分で、カニ2匹とサザエ2個から4個程度。
味付けはオリーブオイルと白ワインと塩胡椒とニンニクと醤油と山葵。
スパゲティーは無難にde ceccoである。お店によって倍以上の値段の差があるけど、イオン系列のお店なら198円と安いぞ。
ワインはハーフボトルで500円程度のもの。
ニンニクを薄切りにし、サザエを殻から出し、調理器具と食器と調味料の準備が整ったらお料理スタート。
とりあえずスパゲティーを茹でる。
ただ水で茹でるのではなく、海水と真水を1:3くらいの割合の塩水で茹でるととても美味しくなる。
ただの塩でなく海水ってところがポイントですな。
NO11はゆで時間9分なので8分程度ですべてを作るぞ。
フライパンでオリーブオイルを温めて薄切りのニンニクを炒める。
中火のちょっと弱火で狐色になるまで揚げた後ニンニクを取り出してカニを丸ごと投入。
白ワインをどわーっと注いでさっと蓋をして半茹で半蒸し焼きに。
カニがこんな感じの色になったらOK
ヤスの刺さった部分から身が噴出してきてるのはご愛嬌ですな。
次にカニを取り出して切り刻んだサザエを投入。
画像ではぶつ切り状態だが、可能ならワタの部分はペースト状になるくらいまで細かく切り刻んだほうがいいと思う。
更に白ワインを足して、煮込み、塩胡椒、醤油と山葵で味を調える。
スパゲティーが茹で上がったらフライパンで混ぜ合わせて皿に盛り、
カニとカリカリにんにくを乗せて出来上がりー
カニのだしとサザエのワタの苦味とサザエの身のプリプリがとても美味しい。
にんにくとオリーブオイルとカニの味がとてもベストマッチだー
カニの甲羅をはずして、スパゲティーにカニ味噌を絡めて食べても美味しいぞ。
これはもう絶対にお店では味わえない味ですな。
食べにくい殻と足は捨てずに最初にはずしておき、鍋に入れた水で沸騰させないように煮込むと良いだしが出る。
これは味噌汁にすると美味しい。
海と山を見ながら、太陽の光と潮風を浴びながら、
キンキンに冷やした白ワインを飲みながらスパゲティーを食べるのは最高の瞬間である。
これを食べると一年がまた巡ってきたことを感じる。
潜ってカニを捕獲できない人も、海の近くのスーパーに行けばカニもサザエも安く買うことが出来る。
また、カニだけでもペペロンチーノ風にすれば、サザエだけでもワイン蒸し風にすれば十分美味しい。
海といえばバーベキューやけど、ただただ浜辺でバーベキューするのに飽きた人はこの海の幸スパゲティーはぜひお勧めである。
もちろん家で作っても美味しいですぞ。