スナイパー冥利に「だけ」尽きる。

今年初めてのいつもの場所での魚突き。
天気も良く、波も低く、人も少なくて良い感じ。魚影は薄いものの、魚突きというより、海と対峙するコンディションとして申し分なかった。

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30センチクラスのイシダイ、20センチクラスのヒゲダイ、カワハギ少々、カサゴ、シロギス、メジナとこの世界では捕獲対象外ばかり。
漁獲自体は全く大した事無いけど、初めて見る魚と完璧に決まったヤス撃ちがあったのでシーズン初としては上出来としておこう。


チョッキ銛での一本目:
よく晴れて海中は明るいものの、魚影はとても少なく捕獲対象魚をほとんど見ることも無い状態である。
6~7メートルほどの隠れ根の海底周りを捜索中、前方をこちらに興味を示しながら横切ろうとする30センチほどのイシダイを発見。スルーするかどうか激しく迷ったけど、魚影の薄さを考えて捕獲決定。
目を逸らしながらゆっくり距離を詰めてダッシュされる前に斜め後ろから銛を打ち込む。後ろから撃つのに頭を狙う余裕なんか無く、無難に胴体の真ん中にフルパワーの一撃。綺麗に真ん中を貫通して難なく捕獲。
画像一枚目。よく見ると幼児体型やなぁ。
二又ヤスでの二本目:画像二枚目
魚影が薄いので小物&カワハギ狩りに変更し、二又ヤスを持って海に入る。
海面を移動中、深度4メートルほどの岩陰に背中部分が見えた魚を発見。魚種を確認できないけど、魚種を確認するために顔を見ると逃げられそうなので、背びれと鱗の色と形からクロダイと推測して完全に死角から銛を打ち込む。
脊髄にヒットしたらしく、ほとんどキルショットに近い刺さり方で一気に水底に押し付けて、暴れられることなく回収。捕獲してみてびっくり。初めて見るヒゲダイだった。
そして砂の上でたそがれるシロギスの巨大さに驚いて思わず突いた。
一緒に海に行った父が一番驚いていたのがこのシロギスだったりする…
場所を変えて二股ヤスでの三本目:
去年40オーバーのイシダイを捕獲した波止めブロック回りを攻めるもここも魚影が薄い。
唯一発見した巨大クロダイは遠目の距離にもかかわらず斜め前からヤスを放ってしまい鱗にはじかれてしまう。後ろ目から撃って逆目で鱗の隙間に食い込むようにヒットさせれば刺さったかもしれんのにー、と水中で一人で激しく悔しがる私はさぞかし間抜けだっただろう。さすがに20センチあまりのイシダイはスルーした。
しかしながら次に出会った巨大カワハギに極限の集中力で放ったヤスは肝どころか身さえも傷つけない口先を貫く芸術的なショットだった。そして「理想的な突きポイントってばこの辺やなー」とヤスを向けて遊んでいたグレを思わず撃ってしまう。狙い通り、鰓蓋の上端と背鰭の基部の間から反対の目の上へと抜ける完璧なヘッドショットやった…
画像三枚目
久しぶりの本気潜りで一年が経過したことを実感したけど、今までより海に依存していない自分を感じてちょっとびっくりした。
プレデター度とマイヨール度は低く、スナイパー度だけが高い、2007初の魚突きであった。
そして私レベルではチョッキ銛より二又ヤスが向いているなと思った。

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