ムンクと岡本太郎の眼力

前のエントリーで「岐阜県美術館所蔵 ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」に行った事を書いたが、展覧会のタイトルが「ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」なので、とうぜんルドンだけではなく「その周辺」の絵もあった。
本当はその「その周辺」について、中でも私の大好きなムンクについても書きたかったのだが、むやみに長くなりそうだったので、前のエントリーではルドンについてしか書かなかった。
で、今回はその「ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」にあったエドヴァルト・ムンクの話である。
パンフレットにはムンクの「マドンナ」も載っていて、実物を見られるのをとても楽しみにしていたのだが、実際には「マドンナ」だけでなく、彼の版画はあわせて三枚あった。
Munch_the_sin.jpgMunch_madonna.jpgMunch_vampirejpg.jpg
(クリックで拡大)
でーんと壁一面に「罪」「マドンナ」「ヴァンパイア」が並んでいるのを見るとこれはもう圧倒される。ムンクの発する狂気の匂いがプンプンするぜーーーッ!!ムンクの赤は狂気の赤だーーッ!!ゾクゾク来るぜーーッ!
しかし「罪」で狂気の赤の中から一点集中で放出される緑色の目ぢからは強烈ですな。


ムンクの叫びのモノマネをする奴はいくらでもいるが、ムンクの「罪」のモノマネは聞いたことが無い。
緑のカラコンを入れて( ゚д゚ )クワッ!とやればもうオリジナルモノマネの完成ではないか。
「スケキヨ」に続いてマイナーモノマネのレパートリーが一つ増えたとうれしくなり、展覧会を出てから連れに「ほらほら、ムンクの「罪」のモノマネ、( ゚д゚ )クワッ!( ゚д゚ )クワッ!」
とやって「ハイハイ」と軽く流されていたのだが、
ハッと我に帰り、これはむしろ岡本太郎先生のキメ顔ではないかと思ったのだった。
sinhead.jpgtaro.jpg
うん、こう見ると似てるような…
むぅ、やっぱりムンクも太郎先生もどっちも…いや、なんでもない…

2件のコメント

  • そうですね。何らかの形で才能を昇華できるといいですね。
    私の場合はそもそも何らかの才能があるのかどうかというレベルではあるのですが…

  • ムンクのように芸術として才能を昇華できたらいいですね。ぼくは文章を書くことで昇華しています。いいかわるいかは別として、もう少し社交性をみがかないといけないな、と感じています。

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