@災害 21 7月 2021 新型コロナウィルス感染症 日毎の感染者数と検査数 / 感染者数と検査数の相関関係/そして未来予測 2021年のゴールデンウィークはコロナ真っ盛りということで、どこにも行かず引きこもってひたすらpythonやらデータ分析やらについて勉強していた。 で、勉強の成果として自動で新型コロナ感染症についての政府や自治体の公開データをグラフにしたり分析したりするようなサイトを作ってみたので公開する。 http://www.dogustat.com/covid-19/ 集計対象は私が住んでいる京都、そして大[…] 続きを読む
@災害 12 9月 2013 チェルノブイリ ルポルタージュ/日本は成功した社会主義国 先日読んだ『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』に関連して、チェルノブイリ原発事故後すぐに現地で写真集として出版されたものを三年後に翻訳して日本で出版された、『チェルノブイリ ルポルタージュ』を読んだ。 ISBN-10: 4871987817 この本はアマゾンではなぜか18禁のアダルト商品として扱われているがw、実際はチェルノブイリ原発の事故や町の様子、避難する人や作業員の様子などを現場の人[…] 続きを読む
@災害 11 9月 2013 チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド/事実よりも感情 全く最近まで知らなかったのだが、欧米では戦争跡地や虐殺や災害現場を訪れる観光が「ダークツーリズム」と呼ばれてひとつのジャンルとなっているらしい。 日本では「観光」なる単語がレジャーや楽しみの方向に直結しており、そういった場所を観光として訪れるのはあまりに軽薄で不謹慎であるといった違和感があるが、「ダークツーリズム」なる単語は我々が想像する「観光」よりも「社会見学」に近い言葉なのだろう。 最近読んだ[…] 続きを読む
@災害 6 12月 2012 『魂にふれる―大震災と、生きている死者』若松英輔 ISBN-10: 4798701238 ひとつ前のブログに感想を書いた『津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言』は図書館の新着図書の棚で見つけて興味を持って直ぐに読んだわけではなく、しばらくしてからちゃんとした書架に配架されてされてから読んだのが、タイトルがうろ覚えで探すのに結構苦労した。 それらしい「震災 生」とか「津波 助かった」などといったうろおぼえキーワード検索で探していたの[…] 続きを読む
@災害 5 12月 2012 津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言/星が綺麗 ISBN-10: 4845112744 三陸河北新報社「石巻かほく」編集局による『津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言』を一気読みした。 この本は石巻地方で津波に襲われながらも何とか生き残った人々に震災直後の様子を語ってもらったテキストが100人分収めてある。 震災によって本社ビルが被災した三陸河北新報社による日刊の地域紙「石巻かほく」が震災の3ヵ月後から約9ヵ月にわたって100回[…] 続きを読む
@災害 19 6月 2012 永幡嘉之『巨大津波は生態系をどう変えたか 生きものたちの東日本大震災』 ISBN-10: 4062577674 ツイッターとブログでつながりのある、けい。さんがブログで紹介されているのを見て、永幡嘉之『巨大津波は生態系をどう変えたか 生きものたちの東日本大震災』ブルーバックスを読んだ。 この本の著者はもともと自然の豊かさに惚れ込んで東北に移り住んだ、昆虫や植物の図鑑などの写真を撮るカメラマンであり、この本はその彼が愛したその豊かな自然が今回の震災によってどのような影響[…] 続きを読む
@災害 25 8月 2011 海三日目/この先生きのこるプロメテウスのロマンと悲哀/古くて変わらない魚料理 海三日目は泳がずに車でブラブラ、海の近くにある関西電力PR館に立ち寄ってみた。 現在のふくいちちゃんがチェルノブ先輩に張り合うかのようにあんなことになっている状況なので、関電PR施設の原発関連の展示が少しでも原発事故やリスク対策的な現状に即したものになっているかと思ってちょっと期待していたのだが、 展示は事故前と全く変わっていないと推測される「原発は絶対安全アピール」のみであった。 現実がそれを全[…] 続きを読む
@災害 13 6月 2011 洗濯しても縮まない線量計/洗濯リスクと被曝リスク 先日、類型の放射線量を測定する「蛍光ガラス線量計」なるものの存在を知り、なんか無駄に無闇に欲しくなったと言うことを書いた。 その後、いろいろネットで調べているうちに、同様のカード型やったり小型のシール形やったりする線量計が出回っていることを知った。 ガラス線量計や、ガイガーミュラー計測管のようにきっちりした値を計るのではなく、 放射線を受ける度にこの線量計のセンサー部分の濃度がどんどん濃くなってく[…] 続きを読む
@災害 10 6月 2011 『人は放射線になぜ弱いか 第三版 -少しの放射線は心配無用-』近藤宗平 ISBN-10:4062572389 この時期にとってもタイムリーな本、近藤宗平の『人は放射線になぜ弱いか 第三版 -少しの放射線は心配無用- 』 を読んだ。 内容は、放射線はごく少量から量に比例して人体の影響があるとするような「放射線はどれだけ少なくても毒である」とするICRPの「直線しきい値なし仮説」は無根拠であるばかりかデマを広げた害悪であり、 ある一定量までは人体の浄化作用と防衛機能により[…] 続きを読む
@災害 9 6月 2011 被爆量は可視化できるか?/絶対領域放射線チラリズム 先日、近藤宗平の『人は放射線になぜ弱いか -少しの放射線は心配無用- 第三版 』を読んでいて、放射線を測定するのに一般的に使われるガイガーカウンター以外に「蛍光ガラス線量計(リン酸ガラス線量計)」なるものがあるのを知った。(本の感想についてはまた明日にでも。) その蛍光ガラス線量計というのはある種の特殊なガラスが入ったごく小さいケースで、それを携帯したりどこかに置いておき、その測定器のガラスに特定[…] 続きを読む