枠が大好き

最近ちょっとした衝撃を受けたものの中にに「久保田洋子」なる人の絵がある。

と、どれもコレもすばらしい。

この人は知的障害を持っており、ファッション雑誌に出てくる綺麗な女性や服を題材にして絵を描くらしいけど、インターネット上で検索してもあまり情報が集まらない。

海外で彼女についてのドキュメンタリーの一部のようなものを見つけたので見てみた。(ココの Yoko Kubota をご覧になるとよろしかろう。)

動画を見る限り、久保田氏は作業所のようなところで絵を描いているようだ。

フェリシモ系のIEDITなる通販カタログのコレを見て、

出来上がったのがコレ

うむ!すばらしい!

短いドキュメンタリーやったけど、絵を書いている最中を見るのはとても楽しいですな。そういえばむやみに長い「美しき諍い女」も絵を描くシーンが長回しで撮られていて面白かったのだった。

でも見ていて、せっかくこんなに才能のある人やのに、こんな感じのちょっと残念な通販系の雑誌を題材にするんじゃなくって、もっとあらゆる点でクオリティの高いファッション誌を題材にすればいいのにと思う。

いやでもどうせファッション雑誌にするなら、JJとかCanCamとかELLEとかVOGUEとかいった普通のじゃなくって、PopteenとかeggとかKERAとか偏った方向性のほうが面白そうだ。と思ったけど、雑誌そのものが面白いので絵の題材としては如何なのかな?

彼女のことを調べていて、知的障害だったり、スラムに住んでいたり、刑務所に入っていたりで正規の芸術的な教育を受けていない人が何にも捉われずに作るアートが「outsider art」と呼ばれるらしいことを知ったけど、もともと枠外で行われているのをムリヤリ「枠が無いという枠」とか「枠の外にいるという枠」とかに押し込んでしまおうとするところが笑えますな。ほんまにどんだけワクが好きやねん。

しかし、誰もがこんなにもワクが好きだからこそ、この久保田洋子氏のようにワクそのものの存在を最初から無視しているような人に圧倒されるのであった。

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