数年ぶりに食べたキジハタ

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また海に。
今回は本気で潜らずにヤスを短くして水深4メートル程度の浅場でカサゴとメバルとカワハギと遊び、塩焼きサイズを数匹捕獲した。
今年はなかなかに魚影が濃い。もうお魚パラダイスである。
去年殆ど見かけなかったキジハタを頻繁に見かけた。水中で見るキジハタのオレンジの斑点はとても鮮やかで美しい。なんというか、海の底まで何処まででも追いかけて行きたくなるほどの魅力があるような気がする。
とはいっても老成魚は見当たらないので、とりあえず25センチ程度の一匹を捕獲。刺身にして残りのアラで赤だしを作った。これは美味しすぎる。キジハタを食べるのは数年ぶりである。
「海の底にいるときは辛い。上にあがる理由が見つからないから」という映画グラン・ブルーの台詞は魚好きの素潜り好きの魚突き好きといった傾向を持つ人にとっては永遠のテーマであるが、このキジハタの刺身と赤だしは、この難問に対する一つの回答でもあるだろう。
すべてが噛み合わさったような感覚の多幸感に包まれた海底からもぎ離されて、一切皆苦たる地上に戻ってくるだけの理由が、そのキジハタの刺身と赤だしにあるような気がした。

2件のコメント

  • アコウ美味しかったです。
    包丁がギトギトになって赤だしの表面に脂が浮くくらい脂の乗りが最高でした!
    この間はカミナリイカをヤスで捕獲しましたが、やっぱりアオリイカをエギだろうがヤスだろうがなんとしてでもキャッチアンドストマックしたいものであります。

  • アコウとなると、反応せざるをえない。^^
    これからはアオリイカもいいし、悶絶の季節。

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