ノートPCを買う / ジャンク魂

家にあるパナソニックのCF-02なるノートPCは、今はもうどこも作っていないトラックボールを搭載したB5ノートで、かなり使い勝手が良くて気に入っていた。
しかし如何せん古く、CPUがCeleron 300MHzということで今時余りにも遅すぎる。このノートPCよりも私の持っているPHSのCPUの方が早いくらいでもうすっかり時代に取り残されている。
ということで、特にノートPCを使うような状況もないので、トラックパッド嫌いの私としては、どうせ買うならトラックポイントなThinkpadと思いつつも、特に今まで買うこともなくすごしてきたのだが、お正月についつい勢いでThinkpadがまだIBMの時代のX40なるB5の薄型ノートを買ってしまった。B5のTinkpadの上に英語キーボードだったので我慢できなかったのだ。
買ったのは中古で、なんかやたらと安くて、何か裏があると不安に思いつつ買ったのだが、買ってからなぜ市場価格が安いのかが理解できた。
このPCのHDDは3.3V駆動の1.8インチなる特殊な規格の日立のHDDのを利用しており、これは当時は普及すると思われたものの、現在は全く製造されていないらしく、それが市場価値を下げている原因であるようだ。
つまり、HDDが壊れればもう新品は流通在庫しか手に入らない。
しかもそれらは殆どプレミア価格のようなもので、私が買った本体価格よりも高いのである。


買ってしばらくは「あちゃー勢いでえらいもん買ってしまったなー」と思っていたのだが、調べれば調べるほど改造しがいのある素材と言うことがわかってきた。
問題の特殊規格のHDDに関する問題も、さすがにネット上の先人たちが色々な道を切り開いており、HDDの代わりにCFを使ったり、Flash SSDを使ったり、ZIFコネクタの1.8インチHDDに変換ソケットを経由させて動作させたりとHDDを規格外のもので動作させる道もあるようである。
「ついカッとなってやってしまったが、今は全く後悔していない」と言ったところであろうか。
とりあえず今のところはボトルネックであると評判のHDDの遅さも全く気にならず、容量不足でもないので、HDDを交換する必要性は全く無いのだが、こういった、ハード改造の楽しげなレポートを読んでいると、意味も無く改造したくなる気持ちがムラムラと湧き上がってくるのであった。

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