Solaris10上でSun Studioコンパイラを使ったopensslのビルド
なぜか書いていなかった Solaris上でSun Studio コンパイラを使ったopensslのビルドについて。
opennsslのconfigスクリプトはautoconfを使ったconfigureスクリプトではないので、環境変数でCC指定したつもりが無視される。
gccでコンパイルするつもりなら特に問題がないが、Sun Studioのccを使ってコンパイルする場合はconfigスクリプトにコンパイル環境を引数として指定してやる必要がある。
引数はX86なら「solaris-x86-cc」、Sparcなら「solaris-sparcv7-cc」である。このあたりはconfigスクリプトのConfigureを読めば書いてある。
コンパイルオプションなどを変更する場合もこのConfigureを直接編集すればいい。
たとえばX86のSolaris10でSun Studio 12を使ってmakeする時、私の場合は
Configure内のコンパイルオプションを変更するために
「"solaris-x86-cc","cc:-fast -O -Xa 」を「"solaris-x86-cc","cc:-fast -O -Xa -native -mt」と書き換えて「-native」と「-mt」オプションを追加する。
そして/usr/bin/ccではなく、Sun Studioのcc、/opt/sunstudio12.1/bin/ccが優先的に使われるように、
export PATH=/opt/sunstudio12.1/bin:$PATH
と、パスを通し直す。
./Configure solaris-x86-cc
とコンパイル環境を指定してconfiguスクリプトを走らせた後、
gmake && sudo gmake instlall
でバイナリ生成、インストール