植田正治写真展 写真とボク/写真でゾクゾクウッ
2010年6月28日
先日なんとなく行った、京都駅の伊勢丹でやっていた「植田正治写真展 写真とボク」がとて素晴らしかった。
国際的にも評価の高い「砂丘シリーズ」は勿論良い感じであったが、最初期のこの二つの「船」と「燈台」を見た時になんだかゾクゾク来た。
著作権的にここに載せるのはどうかと思うけど、ネット上に探しても見つからないし、余りにも気に入ったので小さめの写真を載せてみる。(それぞれクリックで拡大)
どうであろう、この「船」の空間を区切る線の綺麗さと、燈台へと続く道の曲がり具合と海の色の濃さが素晴らしい。
そしてこの有名な写真、まっすぐに伸びる道をバックに花束を抱えて満面の笑みを浮かべる少年の写真を見たときには、一呼吸おいてから「ウッ」と来た。
写真でゾクゾクくしたり「ウッ」と来たのは始めてであるが、もう一度ちゃんと見たいと思って図書館で借りてきた『吹き抜ける風 』をみたらそうでもなかった。
やっぱり絵でも写真でも実物というかそれなりのでかさで見るのと本で見るのとではぜんぜん違うような気がする。
それでも、やっぱり本を見ていると、大きな写真を見てゾクゾク来た時やウッと来た時の感覚だけはなんとなく蘇ってくるような気がする。
この植田正治の写真展を見て、今まで私の中に無かった写真を見る感度というか、基準というか、標準点のようなものができたような気がするのであった。
どうも始めまして。
おいでいただきましてありがとうございます。
植田正治は殆ど地元の鳥取で写真をとった方なので、この「燈台」も鳥取にあったものだとおもいます。
確かに今もあるなら実際に見てみたいですねぇ。
はじめまして。
「燈台」の写真ですが、今でも実在している燈台な
のでしょうか。実在するなら、是非一度実際に
見てみたいなと思いました。