コンパイルはお通じが大事

仕事でsparcマシンにsolaris10入れてwebサーバー作ってるのだが、デフォルトで入っているapacheはDSOをサポートしておらず、phpは2バイト文字などないものとして扱われ、mysqlに至ってはlocalhost以外のネットワークに対応してない。
こんな腐れdaemon使いもんになるかーということで、ざくざくパッケージ消して枯山水の趣すらある侘びさびの効いたコンパイルオプションと、幽玄であるとしか言いようのない美しいツリー構造にソースからmakeしなおすことになるのは犬使いや悪魔使いには決して味わえない太陽使いだけの醍醐味な訳だ。(根本的な欠点だという噂もある…)


コンパイラは例のごとくSUN純正のccは使えないので、soalris9までやったらsunsiteとかから落として来たgccでコンパイルする事になるんやけど、solaris10コンパニオンのgccは使える!という風の噂も聞いたこともあり、たまにはSUN純正?のCompanionCDに入ってるgcc使ってやろう。ということで初めてCompanionCDから厳選に厳選を重ねたパッケージをインストールしてサードーパーティーのパッケージなしの環境を構築してみることにした。
もちろんgccだけじゃなくってgmakeとかautoconfとかも入れたけど、/opt/sfw/ とか /usr/sfw/とか訳わからんとこにバイナリを蒔かれるのはこの際目を瞑ろう。
で、今までのgccやったらちゃんと動くバイナリできるまでLD_LIBRARY_PATHとかLD_RUN_PATHとかCFLAGSとかと延々と格闘して、しまいにはブチ切れて ln -s /usr/local/lib/* /usr/lib/ & ln -s /usr/local/include/* /usr/include/ とかやってしまう羽目になるはずやねんけど、CompanionCDのgcc使ったら一回目のmakeが全て通った。apache proftpdはまだしも、mysql php postfixまで一回で通るとは気持ちよすぎる。ヘッダとかライブラリとかのリンクがちゃんと設定されてるだけなんやろうけど、それにしても凄すぎる。なんとお通じの良いコンパイラや!サンマイクロマンセー!!
というわけで、これからsolaris10でサーバー作る人は(すでに作った人も)ぜひともCompanionCD(のgcc)をインストールしよう。

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