Sun xVM VirtualBox

Sun MicrosystemsがMySQLを買収した事は大きなニュースになったけど、ドイツのInnotekを買収したことはそんなにニュースになっていないようだ。
同社の「VirtualBox」がSunブランドででるのはちょっと良い感じだと思うのだが…名称も「Sun xVM VirtualBox」やしかなり気合が入っているようだ。
Windowsはもちろんの事、Linux, Macintosh,Solarisiにまで対応している。
完全仮想化Xenを使わずに、Solaris内でWindowsを飼える仮想環境はこれだけだと思う。Solariをメインで使っていて、時々Windowsを使う人にとっては待ちに待ったソフトじゃないだろうか?
しかもこれの凄いところは、VirtualBox上の仮想マシンがVT-x/AMD-Vをエミューレートしている事である。
つまり、仮想マシン内で、完全仮想化Xenが動くという事である。VT-x/AMD-Vを使ってXenを動かしてみたいけど、高いハード買ってまで試す気が無い人(俺だ)にはもとても朗報である。Solaris使いはXenベースの「Solaris xVM」が試せるわけだ。


また、これをSolaris上でWindowsを動かすために使うのではなく、VmwareチックにWindows上でSolarisやLinuxを動かす仮想化ソフトウェアとして使う人にもとても使いやすい作りになっている。メニューから何から何まで日本語化されているし、仮想マシンで使う仮想ディスクを作るのがとても簡単だったり、ネットワークやUSBを簡単に割り当てたり出来るので、solaris体験してみたい人にはぜひお勧めの一品である。vmware playerよりもはるかに使いやすいように思う。
最近のsolarisは色々な種類があってよく知らない人にはどれを使って良いのかよく分からんやろうけど、サーバーとして勉強として使うなら「solaris 10」、クライアントとして使うならATOKが入って激しくお得な、先端の技術がふんだんに投入されている「Solaris Express Community Edition」がお勧めである。
しかし、仮想化したマシンが完全仮想化に対応しているというのは考えてみるとややこしい話やなぁ…

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