機器の電源を入れずにACアダプターをつないでおくと電気は消費するのか?

昔からずっと気になってしょうがなかったけど調べよう無かったので諦めていた事の一つに、「機器の電源を入れずにACアダプターをつないでおくと電気は消費するのか?」と言うものがあった。
テスターで電圧を測ってみれば、機器を接続したのと同じ事なので当然電圧はかかるけど、テスターを放した瞬間にアダプターが電力を消費しているのかは全く分らない。
電源にさしておくだけではACアダプターの回路部分は全く電力を消費しないと言うことはなさそうやけど、どれくらい消費するのかは回路の設計次第じゃないのか?
テスターを使って観測すること自体が回路の状況に影響を及ぼしてるってのはなんか量子力学みたいな話やなぁもう絶対そんなん分らんわ。と今までは思っていた。
しかし、クランプメーターを手に入れた今となっては、この問題は解決したも同然、ACアダプターを接続しているACの電源に流れる電流を測れば一目瞭然のはず、長年私を悩ませてきた問題はもう測ってみれば分るレベルになった。
と言うことで、家にあるACアダプタというACアダプタをことごとく測ってみた。


結果は推測どおり接続しているだけで多少の差はあれ電力を消費することが分った。
また「高電圧、高電流になるほどよく消費がち」「重いアダプターほど消費する」「安いアダプターほど消費する」なる傾向があった。
また、ノートパソコンの消費電力の低さは蛍光灯くらいと驚くべき低さであること、それからそのACだぷたーの性能がとても高い事がわかった。
まぁよく考えれば当たり前と言えば当たり前やけど、スイッチング電源がDC供給時とそうでない時の消費電力差が激しくていかに高性能であるのが良く分った。
しかし、ノイズを抑えるためや単純にコストの問題からスイッチングレギュレータを使わずにシリーズレギュレーターを使っているような昔ながらの重いタイプの高電圧のものは、繋いでるだけの時も使っている時も殆ど消費電力が殆ど換わらないってのにびっくりした。
特にPC用スピーカをつなぐ12VのACアダプタが酷かった。機械を使わずにコンセントにつないでいるだけで15W消費するってのはどこかがショートしてるんと違うか?という勢いである。
そいうわけで携帯電話やACをUSBの端子に変換するようなACアダプターは殆ど無視していいくらいの消費電力なので、つなぎっぱなしでもいいけど、ごっつくって重いACアダプターは外しましょうという話でした。

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