戦闘機メーカーの作った車を買う

先月にゲリラ豪雨の日に水溜りに突っ込んで車がおかしくなったと書いたが、今月の半ばにほとんど衝動買いに近い勢いで昔から乗りたかったメーカーの車を新しく買った。私の一番好きな戦闘機の一つであるJ35ドラケンの開発元でもある。
新しくといっても十年位前に発売された中古車であるが、当時は車も作っていたものの大分前に自動車部門をGMに売り払い最近経営破綻した現在は航空機と戦闘機しか作っていない戦闘機メーカーの車である。いっそハンドルは操縦桿で両足はラダーペダルになってればいいのに。
古い車ではあるけど、それでも今まで乗っていた車に比べれば謎のボタン、スイッチ、ボリュームが大量にある。
ハンドルにある矢印ボタンは機関砲、SRCと書かれたボタンは兵装の切り替え、矢印二つは空対地ミサイル、などということなくオーディオのコントロールスイッチであった。
更にシートに湯気マークが重なった絵が描いてあるボタンがセンターコンソールにあるのだが、シートが加速しているように見える。まさか射出ボタンじゃないだろうな?と思ったらシートヒーターのボタンであった。さすが雪深い国の車である。
そういえばリアフォグのボタンもチャフやフレアの発射ボタンのように見えなくもない。
更にはDVDナビまでついており、今までゼロ戦に乗っていたのにいきなりF-14に乗った気分である。いや正確にはJAS39グリペンに乗った気分といったほうが良いかもである。
ナビの音声認識が意外に結構ちゃんと動作して面白い。「よーしKIT、自宅までのルートを出してくれ」と話しかけたくなるのであった。


格安で買ったので、というよりもだからこそ安かったのだろうが、買った時点で微妙におかしいところが多々あった。
運転性能にかかわりのない部分だからいいとしても、やっぱりちょっと気になる。
コンソールのインフォメーションディスプレイの液晶欠け、温度センサーのファンが時々発するキュルキュル音、運転席側のドアを大きく開けると「ゴキッ」と音がする。運転席側のパワーウィンドウが下がりきらない、などなど。
とりあえずこれを書いている時点(7/30)ではすべて自力で修理した。さらに電装系のちょっとした小改造も行ったので、また機会があればそのことについて書いてみたい。
一応最近「車いじり」的なことを行っているものの、エンジンやらサスやらではなく、電装系機器ばかりいじっているのがいかにも今まで車なんか触ってこなかった人らしいなぁと思う。

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