「肥後松井家の名品」その2「武家と能」/うさみみ兜にキャー義満さんのエッチー

先日「肥後松井家の名品「武家と茶」「武家と能」 」の二つの展覧会に行って来たことを書いた。
ブログでは「武家と茶」のほうの感想だけ書いていたので、残りの相国寺の承天閣美術館で開催さている「武家と能」の方の感想を。
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「武家と能」では松井家に伝わる能装束や武具やら様々な道具類が展示されている。
「武家と茶」が茶道具と資料のみというひたすら渋い展示で、展示物に関しては正直「お、おぅ…」という感想しか抱きようが無かったのだが、この「武家と能」の展示物は武具から能装束やら能面から日常品まで幅広く、予備知識や素養が無くっても純粋な好奇心でも中々楽しめた。
色々なものが同じ部屋にまとめて展示してあるのは中々見ごたえがあった。
巨大な不動明王像まで展示されていたのだが、その前に賽銭箱が置いてあるのが可笑しかった。
展覧会終了後この賽銭箱の中身は誰のポケットの中に消えるのだろう?
展覧会の主催者?相国寺?松井文庫?って、そんなこと考えるんじゃありません!


また武具、日用品も見ているだけで「ほぅ…」と無闇に感心してしまうものも多く、
チラシのトップにも採用されている兜が入り口入ってすぐのところにデーンと展示してあり、余り見たことの無い形だということも相まって中々の迫力を持って迫ってきた。
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この兜はもとは細川家から贈られたものが先祖代々伝わってきたもので、兎の耳を模してあるのだが、逃げ足が速く臆病な兎を武具のモチーフとして使うのは珍しく貴重であるらしい。
うむ、確かにそういわれてみれば「うさ耳」である。
このうさ耳兜をかぶった総大将が陣地のど真ん中にデーンと座っていると「きゃ~殿ってば、かわぃ~♪」と士気も高まること間違いなし。もう一種のコスプレですな。
しかし贈られた本人はえらい喜んではるけど、実際は馬鹿にされてたんじゃ…
って、そんなこと考えるんじゃありません!
相国寺といえばおもっきり私の日常生活県内にあり、十年以上頻繁に前を通っていたのだが、今回始めて中に入ってその広さに驚いた。
承天閣美術館の直ぐ近くに「浴室拝観」なる看板が立っていて、一瞬「??」と思ったのだが、ここは禅宗のお寺なので七堂伽藍の一つの「浴室」ということだったのだろう。
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とはいえ「浴室拝観」という文字を見ると直ぐに「キャーのびたさんのエッチー」的なモノを想像したのだが、それが禅宗のお寺で行われるとなると…
リーリン・チェイみたいな修行僧がルンルンお風呂に入っているところに武蔵坊弁慶みたいな修行僧が突然テレポートしてきて…
って、そんなこと考えるんじゃありません!
ダメー!想像ストーップ!

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