2013年10月5日

「ハレ」でも「ケ」でも「エサ」でもなく

様々なコストがかかっていてその高コストが回収できるという確信の下に作られるような、高い材料を手間隙かけて構成したり、絶妙の調理時間とタイミングの組み合わせで提供したりする料理は、供給側にも需要側にも高くつきそれに見合う美味しさが期待されるのは高度資本主義経済的にまぁ当然であると言えるだろう。

しかし、真に創造的なのは高コストの素材や調理法を駆使する事ではなく、ごくありふれたものを組み合わせ、ごくありふれた方法でとても美味しいものを作ることだと思う。

たとえば私が大好きでよく行くお店のこんなスパゲティー

左上が「なめたけ+大根おろし+ツナ+レモン」のぺペロンチーノ

右下が「舞茸+湯葉+豆腐+豆乳+トマト」のクリームパスタ

などと決して高コストではないどこにでもある材料であるにも拘らず、その組み合わせによってとても美味しいものになっている。

そこにはただ思いつくものを混ぜるカオスがあるわけではなく、素材や色で統一性を出しつつ、差し色を入れたり、レイヤーで外したりという服を選ぶときのようなバランス感覚を必要とする技術があり、料理そのものだけではなく、内装や音楽や食器とトータルのものとして構成されていることが多いように思う。

上のスパゲティーなどはかかる金銭的コストも時間的コストもそれほど大きなものでは無いので、作ろうと思えば家でもそれなりに簡単に作ることができる。

こういった類の料理に触れる事は非日常に触れるのではなく、拡張された日常性に触れることでその可能性の枠を広げるものである。という見方も出来るし、大きな事から大きく学ぶ高コスト高リターンの方向ではなく、日常的な小さなことから色々なことを常に学んでゆくような方向性であるといえなくもない。

そういった、いわゆる「カフェご飯」なる恥ずかしい響きの名前で言い表され、他の料理の方向性とは別のものとしてカテゴライズされるものは、「ハレ」というほどハイテンションでもないけど、「ケ」というほどの日常への埋没姓も無く、かといって「エサ」というほど自虐的でもない、日常を延長させることにより日常の枠を広げつつ、日常そのもを肯定する1つの試みなのかもしれない。

2013年9月28日

琵琶湖でQ/ツユクサは儚くなーい/ツユクサみたいに美しくなりたい

この日は琵琶湖でQをした。

琵琶湖畔の平和堂で肉を買出して焼きまくくる。

ただ焼くだけじゃなくてパンにも挟んでみる。「Qドッグ」だ。

デザートはレアチーズタルト。

日向にいると生命の危険を感じる夏が過ぎ去り、天気もよく風も太陽も心地よくて気持ちい。

 

今日の食卓の花は「ツユクサ(露草)」

万葉集的には「月草」とか「鴨頭草」とか呼ばれ、

  • 朝露に咲きすさびたる月草の日くたつなへに消ぬべく思ほゆ
  • 月草のうつろひやすく思へかもあが思ふ人のことも告げ来ぬ
  • 朝咲き夕べは消ぬる鴨頭草の消ぬべき恋も吾はするかも
  • 百に千に人はいふとも月草の移ろふこころ吾持ためやも

って読まれるように朝咲いた花が昼しぼむことから「儚さの象徴」のように言われる。

でも、そのわりには儚いどころかそのへんのどこにでも生えているタフな雑草だ。

夏ほどではない日差し照るつける中、しぼみながらも枯れない、どこでも生き抜く雑草を愛で、琵琶湖を眺めながら肉を食べるのもまた一興ですな。

ドブネズミみたいに美しくなりたい

的な意味で「ツユクサみたいに美しくなりたい」ぞ!

 

  

 

2013年9月5日

靴底をモリモリする。

クラークスのナタリーとL.L.BEANのメイン・ハンティング・シューズの磨り減った靴底を補修した。

どっちの靴もとても気に入ってかなり長く履いていて、ちゃんと手入れしているので皮部分はまったく問題ないのに靴底だけが減っていたのだ。

しかし、ナタリーは靴底と皮部分が一体化しているので底を変えるのは不可能で、メイン・ハンティング・シューズの方は底を変えてしまうと防水性がなくなってしまうので店に出すわけにも行かない。

あと少し削れると靴底部分を通り越して靴本体が出てくる、こうなるともう駄目なので、どうせ履けないのならと削れた部分に肉盛りするタイプの補修剤を盛ってみた。

使ったのはセメダインの「シューズドクターN」

靴底のエッジに沿って透明のPPテープを貼り付けて、そのテープに沿わせるように充填して丸一日後にはがしてみる。

いやいや思ったより上手いこといったわー

上手いこといったついでに、これも気に入っているアルフレッド・バニスターの革靴の底にも盛ってみた。

うむ。うまいこといったけど、色が違うのは気にしないでおこう…茶色買えばよかった…

  

 

2013年7月12日

換気扇を修理する後編/逆噴射換気扇の死と再生「再生」編

このエントリーには「前編」があります。お読みで無い方はこのエントリーを読む前に前編のこのエントリー「換気扇を修理する。前編/逆噴射換気扇の死と再生「死」編」を先にお読みになるとよろしかろう。

さて逆噴射換気扇の分解に着手するために、換気扇を丸ごと壁から外した。枠を外し羽根を外し、どんな状態だったのかとモーターのシャフトを手で回してみる。

まるでモーターとは思えないそのゴリゴリした感触は、回転軸というよりはすり鉢で小石をすり潰そうとしているようである。モーター本体も触ると火傷しそうな位に熱くなっている。ためしにそのまま電源を入れて回してみると、意識を取り戻した彼はやはり羽根なしでも「むぉ~!殺せ~!殺してくれ~!」と叫びだす。

「うぬはこんな体で戦っていたのか!」とますます「逆噴射換気扇」の陥っていた状況に心は痛むばかり。そっと電源を抜いていざ分解を始めたものの、やはりモーターの分解が手ごわかった。

モーターを換気扇本体から下ろしたまではよかったものの、モーター内部をを前後から覆っているハウジングはネジではなく三本のリベットが打ち込まれて固定されている。「この三本のリベットはもしや、うぬはこの俺に分解してはいけないと言いたいのか?」

しかし「分解するなよ!分解するなよ!絶対に分解するなよ!」という通常の否定2回に強い否定が続くと「必ず分解してください!」という強意の要請の意味になるという文法法則に従い、そのリベットのハトメ状になった部分を削り落とすべくニッパーとやすりとドリルで挑みかかる。「ふはは~ゆくぞ!」

リベットの素材がアルミだったのが幸いしてあっけなくハトメ部分は削り取られて陥落、そして頭のなくなったリベットはもはやノーガード状態である。無残に抉られたリベットの傷口に今度はピンポンチをあてがい、ハンマーをガンガン叩き込んで強引にリベットを穴から押し出す。「ふはは~これでもくらえ~」

三個のリベットによるプロテクトを難なく突破され、ハウジングは見事に二分割されモーター内部が露出する。「ふはは~あとがないぞ~」

さていよいよ異音の大本であるシャフトをローター部から引き抜ぬくのに邪魔になる、羽根をシャフトに固定するためにシャフトへ直角に打ち込んであるピンをこれまた真横からピンポンチで叩いて抜く。

しかし、簡単にピンは抜けたものシャフトは前後に動くだけで抜けない。これはおかしい、モーターなら構造上ここですぽっと抜けるはずである。

中で何かが引っかかっているだけか?それとも最初からこういう構造か?しばらく押したり引いたり捻ったりしてみたものの、抜けそうになるものの後一歩で抜ける気配が無い。

普通に引っ張って抜けない以上、これを抜くためにはハンマーで叩くなりペンチで引き抜くなり外部から強引に力を加えて抜くしか選択肢はない。

でも、もしこれが最初からこういう構造に設計されていたのなら、シャフトを強引に抜いてしまうのはその構造を不可逆に変形させてしてしまうことにもなる。そうなるとたぶんモーターそのものを根本から壊してしまうことになるだろう。

「うむむ、これでは手が出せぬ!もはやこれまでか!」と分解され内部を露出させられてあられもない姿になっている「逆噴射換気扇」を見つめながら頭を抱えていると、脳内に直接声が響く。

(きこえますか…きこえますか…私は…貴方が逆噴射換気扇と呼んでいる…モーター…です今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…このままでは…換気扇として…まともに働くことは…できません一度捨てると決めた命…です…貴方の手によって壊されるなら本望ですどうぞ…おやりなさいどーんとどーんとどーんといこうや)

その声を聞いて私の決心は決まった。「うむよく言った!ふはは~ゆくぞ~覚悟は良いか~」

ローターを万力に固定してシャフトを真正面からハンマーで叩いてみる。しかし予想以上に簡単に抜けた。簡単と言うよりも強く叩く前のコツコツ位で抜けてしまった。何かが壊れたような感触も無いしこの方法でたぶん正解だろう。

異音はどうせ割れたベアリングでも鳴っているのが原因だろうと思っていたのだが、開けてみるとこのモーターはベアリングが無いタイプで、ジュラコンのような素材のワッシャーやブッシュと金属製の軸受けだけでシャフトの回転部を受け止める構造であった。

しかし、内部はオイルやグリスの痕跡も無いくらいにカサカサで、しかもステンレスのシャフト以外は錆だらけである。

シールドされたモーターではあるけど、どこからか水が入り込んで錆付いてしまったのだろう。シャフトを回したときのゴリゴリ感とシャフトがローターから抜けなかったのはこの錆のせいに違いない。

もしかしたらこの錆を落とせば治るんじゃないか?と一つの希望が目の前に浮かび上がる。

ということで、コアに浮いた錆を紙やすりとワイヤブラシで削って落とし、各部にこびりついている錆のようなカーボンのような残骸を落とし、可能な限り綺麗に各部を洗い、最後に軸受け部分にこれでもかとモリブデングリスを塗りこんで仮組みしてみる。

シャフトを指で回してみると当初のゴリゴリ感が嘘のようにヌルヌル回る。茹でて薄切りにしたオクラにポン酢をかけてかき混ぜるくらいの軽やかさだ。

配線をつないでスイッチを入れてみると「む~ん♪」とほとんど無音で回りだす。さっきまでの逆噴射ぷりが嘘のようなステルス性能である。「うぬすっかり治っちゃったね」

ということで、元のようにシャフトにピンを打ち込み、削り取ったリベットの替わりに適当なサイズの合うボルトとナットでハウジングを固定し、羽を取り付け、組み立てて取り付けてて電源を入れてみる。

羽が無い状態で「む~ん」と静かに回ったものが羽を取り付けられて回ると「グォ~ォ~!」と今まで聞いたことの無いような恐ろしい音と勢いで回り始める。

今まで錆で押さえ込まれながらも油気なしでかろうじで回っていたモーターが、グリス満載で何の抵抗も無く回りだすとこれほどのポテンシャルを発揮するのかと驚くばかり、大トトロが叫ぶかのような風切り音を出して本気で回る元「逆噴射換気扇」の回りっぷりはちょっと怖いくらいだ。

今まで絶望の淵にいて死を思いつめてような人が突然躁転して、むやみにポジティブに、むやみに活動的になったりすると、総じて危なっかしく見えるように、元「逆噴射換気扇」の回りっぷりは、一般的な換気扇としてもちょっと回りすぎのように思えて、見ているだけでドキがハラハラするほどにムネムネする。

しかし、よく考えてみれば、錆だらけでしばらく回っていたモーターは錆が研磨剤となって角という角が削り取られてつるつるのぺたぺたのつやつやになり、その錆さえ落としてしまえば出荷時より回転抵抗が遥かに低くなっているに違いない。そしてそうなったモーターはコアの磁力さえ落ちていなければ、最初に作られた時と同じように洗浄しグリスアップするだけでどんな同じモータよりも軽く回転するだろう。

苦難の道を歩んだ「逆噴射換気扇」は「つるつや換気扇」として生まれ変わった。「ハッピーバースデー う~ぬ~」である。

彼の長年の苦難は決してムダではなく、むしろそれがあったがゆえに換気扇として生まれ変わるほどに彼を大きく生長させたのだ。

などとモーターで人生訓を引き出しつつ、自らの力に酔うかのように「ぐははは~~♬見て見て~私こんなに回る~♫と、全てを吹き上げる竜巻のように、春の野原を駆け回る少女のように、力強くそして軽やかに回り続ける「元逆噴射換気扇」を眺めていると、なんだか目頭が熱くなるのであった。

と、換気扇を修理しただけでこんな大層な話になるのだから、人生どんなことでも楽しめますのぅ。

  

2013年7月10日

換気扇を修理する。前編/逆噴射換気扇の死と再生「死」編

何週間か前から家の換気扇が何かの拍子に時々「ギョェ~」とすざましい音を立てるようになった。

いつもは「ふんふん~」と機嫌よく回っているのだが、ふと何かの拍子に突然「ギョェ~」と鳴き出すのだ。回せば必ず鳴るとか、こういう操作をすれば鳴るとかいった法則性を特定することはできず、何日も鳴らないかと思えば、一日に数回鳴り出すこともある。

まるで、ふと自分の中学生時代の恥ずかしい言動を思い出して「あ"あ"~」となったり、ちょっとした事で激高し隠し持ってる軍刀を抜いて暴れだす元帝国軍人のお爺ちゃんのような、妙に人間くさい印象を受けるその換気扇を、私は心の中で「逆噴射換気扇」と呼んでいた。

その逆噴射換気扇が「ギョェ~」と騒ぎ出すと、私は彼のそばに行き、紐に連動しているスイッチを引っ張って回転を止めてやり、「はいはい今夜はカレーね~」とか「はいはいお爺ちゃんお薬ですよ~」とばかりにモーターのシャフトの根元に潤滑オイルを吹いた後に再びスイッチを入れてやる。

そうすれば、逆噴射換気扇はまた何事も無かったように「ふぉ~んふふふん~」と回りだすのだが、暴れだすと「落ち着く薬」を投与され、それでも休むことは許されずに回し続けられる逆噴射換気扇をずっと不憫に思っていた。

何かあるたびにその根本問題を解決することなしに「落ち着く薬」に頼っていれば、その量がどんどん増え、より強い薬を要求し始め、やがてその薬なしではいられなくなるのは人間も換気扇も同じである。

最初は、一家に一本安くてたっぷり呉工業の「CRE 5-56」で何日も機嫌よく回っていた彼はそれではすぐに叫びだすようになり、やがてそれよりは遥かに高価な、私の家で自転車用万能オイルとして利用されているwako's の「メンテルーブ」を要求するようになり、そしてつい数日前から、量の割に無茶苦茶高いので勿体無くて殆ど使ったことの無いRESPOの 「チタンスプレー」を文字通り浴びる様に添加されることなしに数時間とまともには回れない体になってしまった。

もう彼はどこから見ても立派な「浸透系潤滑オイル依存症」である。そうなると私はちょっとしたアダルトチルドレン気分ですなぁ。

時たま騒ぎ出すくらいなら可愛いもので面倒を見られたけど、さすがにしょっちゅう騒がれるともういやになってくる。私の人生は換気扇のモーターにオイルを注すためにあるわけではないのだ。

直ぐに「ギュォ~」と騒ぎ出す逆噴射換気扇にRESPOチタンを吹いてやりながら「あ~完全に壊れたか。もうあかんな。換気扇として完全に終わった。」と「逆噴射換気扇」を過ぎ去ってゆくものとして認識し冷たい目を向けながら彼を捨てるタイミングを考えている自分に気付く。

本来ならただの換気扇でしかない「逆噴射換気扇」の一生と、私と逆噴射換気扇の共依存関係はそこで終わりを告げて、新しいぴかぴかのうら若き換気扇が替わりにやってきて「ふゆゆ~ん」と回り始めれば全ては忘れ去られて丸く収まるところである。

しかし、今までなんとか頑張って面倒を見ていたものを見限ることを決心し、そいう心境のままその逆噴射換気扇の発する「ギョェ~」を聴いていると、やがてその声は「ぐぉ~!殺せ~殺せ~!」と聞こえてくるのが不思議である。

見捨てられたことを悟り、自らの限界を悟り、決して一人では生きてゆけないことをはっきりと理解しつつも、それでも死に切れず「ぐぉ~!殺せ~!殺せ~!殺してくれ~!」と泣き叫ばずにはいられない逆噴射換気扇を見ているとなんだか胸を締め付けられる思いがする。

どうせ壊れてしまったのなら、どこが壊れているのか、なぜ壊れてしまったのかを見届けたいと思うのが人間の性である。

そして、もし彼の中で何が起こっているのかがちゃんと理解できれば、もしかして彼を元のように戻す方法が見つかるかもしれない。彼が元に戻ろうとする手助けが出来るかもしれない。

しかし、経験的に回転軸を持つ機械製品は異音がし始めたらその時点でほとんど終わりであると思っている。シャフト、ベアリング、軸受けのどれか一つでも歪み割れ磨耗すれば手の施しようが無いのだ。

古いワンオフで作られた製品は交換部品も代替品も手に入らないことが多く、とてつもない精度で構成された絶妙のバランスで成り立っている部品を手で修復することは不可能に近い。異音を発する時点でどこかが根本的に決定的に損なわれていると考えたほうが良い。

分解しても何も分からないかも知れない。何かが分かっても何も出来ないかも知れない。もし何かが出来たとしてもそれで治らないかも知れない。

人間の抱えるほとんどの欠点や問題と同様に、換気扇のモーターの故障について何かが分かったところで、たとえ何かが出来たところで、元のように直ることは稀だろう。

それでも、徒労に終わろうとも、死に瀕してなお自ら死を望んでいる逆噴射換気扇を分解してみることにした。

私が逆噴射換気扇を理解できるか、何が出来るか、治すことが出来るか、その結果が重要なのではない。

逆噴射換気扇にとっては私が彼を必死で全力を尽くして理解しようと試み、何が出来るか試み、治そうと試みた、彼が直ろうとすることの手助けをしようとした事実そのものの方がはるかに大事なのだ。

電源を入れれば叫びだす彼は少なくとも生きることを望んでいる。そんな彼を何もせずに見殺しにすることは出来ない。

そして、なによりも、諦めたらそこで試合終了ですもの。

死なせはせん!!ただでは死なせはせんぞぉ!!

と、前置きを書いているうちに、なぜか妙な話と方向になってきたのでこのまま前編にしたw

「換気扇を修理する。後編」へ続く

  

2013年1月30日

ファンヒーターを分解する

家で使っているファンヒーターが点火時に確率50%でブホーと白い霧状の灯油を吐いて止まるようになった。2回に1回は点くのだが一度失敗すると部屋が無闇に灯油臭くなる。

白い煙を吐いてエラー音を鳴らしてシャットダウンする様はちょっと笑えるのだが、部屋を暖めようと思ったのに、部屋の窓を開ける羽目になるのはあまり笑えない。

ということで、ダメもとでバラバラに分解してみる。外から見える部分はそれなりに掃除したつもりだったけど、フクイチちゃんで言えば格納容器に当たる部分の中のいたるところに埃が詰まっていたので刷毛でこそげ落として掃除機で吸い取り、さらにフクイチちゃんでいえば圧力容器にあたる炉の部分を開けてみる。

中は白く焼け気味で綺麗なものだが、点火プラグの先にだけ固形のカーボンがたまっている。このせいでスパークせずに噴射された灯油の霧に点火しなかったわけだな。

ということでその真っ黒なカーボンをドライバーで削り取ってみた。削り取ったカーボンは磁石になっているドライバの先にくっついたのでどうやら金属のようだ。プラグが解けたものかもしれない。

で、いざ元のように組み立てようとしたのだが、本気でバラバラにしたのでもう元に戻せないんじゃないかと何度も心が折れそうになった。そのつど天を仰いで何とか組み付けが成功した。

電源入れた瞬間爆発しないかとビクビクしながら点火スイッチを押す。しかし今までに無いくらいに完璧に着火、全く灯油臭くない。うむ完璧や!

しかし、よくみるとネジが5本も余っている…1本や2本くらいならあるけど5本て…うん使っている途中にメルトダウンしないといいな…

 

2013年1月17日

シリーズ化決定「オッサンやけど~したよ~♪」

先日、去年の春からずっと欲しかったホームベーカリを買った。

安い上に性能が良いとネット上で評判で、同じシリーズを使っている友人も絶賛していた製品だ。

マニュアルに書いてある通りにすれば、日本語を理解する殆ど全ての人間がパンを焼くことが出来るくらいに簡単だ。

家中に充満するパンの焼ける香りは平和で幸せの匂いだ。パンをこねている時のホームベーカリーの健気さに心を打たれないものはいないだろう。

マニュアルに書いてあるパン生地の顔が可愛すぎる。

特にガス抜きの「ぷしゅ~」的な顔がたまりませんな。

付属していたパンミックスで焼いた始めてのパンはこんな感じ。

もうすでにパンの量産体制に入って二日に一回くらいは焼いている。

以前チーズケーキ焼いたときに「オッサンやけどチーズケーキ焼いたよ~♪」ってフレーズを気に入って使っていたのだが、

今回は「オッサンやけどホームベーカリー買ったよ~♪」ということになる。

この「オッサンやけど~したよ~♪」はシリーズ化すべきだな。

 

 

2011年9月27日

食べ物から文化を感じる

最近なぜか家にワインが常備されている。
仕事から帰ってきて夕食を食べた後、好きな本を読んだり好きな音楽を聴いたり画集を眺めたりといった非生産的な娯楽に身をゆだねてまったりしたり、あるいはipodを分解して改造したりフランス語を勉強したりコードの一つでも書いてみたりとちょっとだけ生産的な活動を行って頭をフルドライブさせながら、グラスに一杯のワインを飲むのが最近の楽しみの一つである。
ただワインだけを飲むのじゃなくその時のおつまみに、色々なものを作ったり買ってきたりして試してみてたのだが、結局バゲットをそのまま食べるのが一番美味しいという結論に至った。
バゲットを斜めに2センチ厚ほどの輪切りにして一枚ずつかじってむしゃむしゃ。合間にワインをちょびちょび飲む。これがベストである。
となると、今度はどこのバゲットが一番美味しいのか。ということになる。
ネットは勿論、色々な知り合いやパン好きの友人に話を聞いて、色々なお店のバゲットを買ってひたすら食べ続けた。
美味しさは勿論大事な基準だが、おつまみとして日常的に食べるのなら、値段や入手製もとても大事な基準である。
すぐに売れ切れて中々買えない有名店から不味くて有名なパン屋さん、なぜか無駄に高いお店からスーパーで売ってるような安物、個人商店からチェーン店になっているような店まで色々なお店を巡った。
「バタール」でもなく「カンパーニュ系」でもなく、ただひたすら「バゲット」だけを買ったのだ。

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2011年8月23日

今年二回目の海/カワハギとカサゴとボラの白ワイン煮、カワハギの肝ソース

今年二回目の海に行った。前回と同じ場所である。
一回目の出撃は岩場のそこらじゅうがカサゴだらけだった。しかも岩の上にちょこんと乗っているパターンが多く、これを上からではなく横から狙えば、誤射しても岩を突かずにすむので、突くほうとしてはとても狙いやすい。
刺してくれといわんばかりの体勢の目に付いた手ごろなサイズは思わず撃ってしまう。一匹だけ妙にでかい30オーバーのカサゴがいた。
ということで一回目はキュウセンにシロギスにクロダイにカサゴたくさん、そしてなぜか砂浜をうろうろしていた青物を捕獲。たぶんカンパチ。シマアジかもしれない。
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このカンパチ(仮)は塩焼きにしたのだが、ちっこいのに油が乗っていてとても美味しかった。
二回目の出撃ではカサゴをスルー。
キュウセンにボラにカワハギにシロギスにマダコをゲットだぜ。
ってそんなに大げさに言うほどのもんではないけどね。
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2011年5月23日

適当ジェノベーゼ/料理というより実験ぽい

先日、フードプロセッサーの替わりにすり鉢とすりこぎで鶏レバーのリエットを作った時に、「ジェノベーゼも作れそう」と書いた。
先日から暑い日が続き、バジルが一気に伸びたので、摘芯&切り戻しついでに、一人分程度のバジルを摘んだのでジェノバソースを作ってみた。
バジルは一旦茂りだすと、切っても切っても爆発的に増えるので、このジェノバソースが作れるとバジルを有効活用できるに違いない。
ジェノバソースというとなんか大層な感じがするが、「なるべく簡単に」をコンセプトに作ってみた。
材料:
 バジルの葉、茎、胡桃の実(本当は松の実)、塩、胡椒、酒、オリーブオイル
ということで、土偶家の巨大すり鉢&すりこぎ、やっぱりすりこぎは山椒の木ですな。
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