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2010年9月13日

(ほぼ)プライベート露天風呂 / 蓮華座とクイックターン

久しぶりに温泉に入った。
しかも山の上の海の見える露天風呂である。入ってみると私以外に誰もいなかった。
もうこれはお風呂好きの私にはもうこたえられない気持ちよさ。
しばらくは「ふぁ~ぱらでぃそぱらでぃそ」と普通に浸かっていたが、いくらたっても人が来ない。
あたりは夕暮れ時。涼しい風が吹き抜けて、聞こえるのは虫の声と滝になって落ちてくる温泉の音だけ。
あまりにも気持ちいいので温泉の中で蓮華座を組む。
腹式呼吸で十秒かけて空気を肺一杯に吸い込み、また十秒かけて息を吐き切る。
水中にいるので、息を吸うと肺に空気が入って体が浮かび、息を吐くと体が沈んでゆく。
薄目を開けてこの妙な浮遊感を楽しんでいると人が来た。
一緒の温泉に浸かって斜め前あたりで向かい合いながら、薄目でその人を視界に入れて見るとも無く見ていると、その人はこちらをチラチラ見て、すぐに出て行ってしまった。
人が来てちょっと残念に思っていたので「ラッキ~♪」と思っていると、またすぐに人が来た。
しかし、その人も同じように私のほうをチラチラ見るとすぐに出て行ってしまった。


最初はただの早風呂の人だと思っていたけど、二人ともすぐに出て行ったのはもしかして私をチラチラ見たことに何か関係があるのだろうか?と思っているところに更にもう一人来た。
その人も前の人ほどすぐではないにしろ、比較的すぐに出て行った。浸かりながら私のほうを見るとも無く見てそれから出て行ったように見える。
こう何度もこのチラチラ→出て行くのパターンが繰り返されるともうこれは偶然とは思えない。なんやねん一体?
しかし、良く考えてみると、薄暗いの温泉の中で、薄目で蓮華座を組み、十秒ごとに浮いたり沈んだり繰り返しているオッサンはさぞかし怪しく見えるに違いないと思いついた。
きっと心の中で「あ、ダルシムや…なんか変な奴おるから早よ出よ…」と思われているに違いない。
うーんこれはいかんなぁ。と言うことで、蓮華座をやめてごくごく普通に浸かる。
でも、これだけ広い所にたった一人だけで浸かっていると自然にうずうずしてくるのが道理。
相変わらず人がいないので顔を出しながら平泳ぎまでする。比較的広い温泉を行ったり来たり。
何度も岩のお風呂を平泳ぎで往復していると更に泳ぎたくなってくる。
あーもー人がいないし、クロールしちゃえー
ということで顔をつけてクロール。狭いので数回手をかけばすぐに手がつく。
普通のターンを数回繰り返し、距離感を掴んでから端の岩を使ってクイックターン!
水中で半回転して体をひねって進行方向を向き、手を伸ばしてその間に頭を入れ、足で岩を蹴る。
泳ぐには狭いので蹴ってすぐに手が向こう岸の岩に触れる。
ひゃー気持ち良いーとザッバーと派手に音を立ててお湯から顔を出すと、そこにポカーンとした顔でこちらを見る親子連れが立っていた。
温泉でクロールしてクイックターンまでするオッサンは怪しい以上のものがあるだろう。蓮華座の方がまだ可愛いものだ。
すっぽんぽんでクイックターンする姿を水上から見られた日にはもう全ての人格が否定されてしまいそうな気がする。
その親子連れが怪しんで出て行くより先に、私が恥ずかしくていたたまれずに先に温泉を出てしまったのであった…

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また素晴らしいタイミングで人が来ますね~!

やっぱりオチが無いと不安で不安で~!

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