プチ断食芸人

久しぶりの仕事。
長い休み明けにはいつも思う事やけど、休み中我々が遊び呆けていた間も、サーバー達パソコン達は文句も言わず働いていたわけで、なんとなく申し訳なく思う。
まぁそう思ったところで労をねぎらう事も、仕事を手伝ってやる事も出来ないわけで、そもそも、コンピューターに同情する必要など最初から無いのだ。


昨日腹痛に襲われて病院にまで行った訳やけど、見ず知らずの赤の他人に対して、客であると言う事を度外視するにしても、なぜここまで同情することが出来るのか、と非常に驚くと同時に、色んな人にひたすら感謝した。
診察後に点滴しながらベッドに寝ていた訳やけど、なんかとても懐かしい感覚に包まれていた。
俺は3才の時に心臓の手術をしており、そのためにずっと入院していたわけで、そのころの記憶は無いにしても、潜在的な何かが刻まれているのかもしれない。なんかこの感覚を久しぶりに思い出した。
で、病院から帰ってきてもまだ、ほぼ一日腹痛に呻きながら寝ていた訳やけど、致命的でなく一時的な病気というのはなんだか人間を謙遜にするものだ。
周期的に痛みが襲ってくる度にひたすら何かに謝ってたような気がする。
まぁ状況的には全然違うけど、何となくフランツ・カフカの『流刑地にて』を思い出した。
なんか腹に罪状が刻まれるつーかそんな感じ。
つーわけでこの二日はお粥か白米と極々あっさりした消化の良さげなものしか食べていない。
以前腸炎になった時は治ったら一番に「焼きそばパン」が食べたい。と思ったものだが、今回は「貪るなかれ」としか思わないので、まぁちょっとくらいは昔から進歩したなという事にしておこう。

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