桜が散る頃「みんなのしあわせ」BSD完成

前に言ってた「みんなのしあわせのためならプロジェクト」のweb-dbサーバーがとりあえず本日をもってテスト機から本番機への移行が終わり、別に頼まれもせんのに俺が勝手に決めていた要求仕様が全て実装されて、めでたくバージョン1.00の運びとなった。
テスト機のPCはハード的にちょい不安定なので、以前俺が作った、今はすでに退役している検疫サーバーだかプロキシだかのフルSCSI機に入れ直し。
NetBSD3をベースにしたapache2,php4,mysql5で構成されたweb-dbだ。おまけ機能のはずが、いつの間にか昇格して目玉機能になっていたのは「出力結果がワンクリックでをpdfに!」というやつ。
こっそり一人で土偶web-db-pdfアプライアンスと呼んでいる。


つーてもPDFlibだのClibPDFはライセンス上グレーになるのでpLaTeXを使ったのだが、変換自体は外部コマンド叩くだけで良いにしても、web-dbを構築するより、TeXのマクロつーかコマンドが一番ややこしくてこれに一番時間を取った。
sql文だとかphpはもうだいぶ慣れてきているけど、なにしろTeXは一から勉強したようなもんやし、しかも目指すところが表組みやったもんで。
いつもはSolarisばっかり、家でもデスクトップ機としてsolaris使ってるけど、さすがに並列処理なんか全くなくって、シングルスレッド性能が発揮されるような使用条件になりそうやったのでムリヤリSolarisで構築する意味は余りなくって、かといってLinuxも使いたくなかったので、NetBSDを使ったということになる。
日常業務をこなしながら並列処理でこれを作ったわけで、開発期間中はマルチタスクどころかマルチスレッドな気分やった。UltraSPARC T1 みたいやな俺ってば。(自画自賛)でも俺の仕様はオープンソースじゃないぞ。
いつもはsystemV系のコマンドやとか構成に慣れ親しんでいる訳やけど、NetBSDを長時間触ってるとそのBSD系のrcスクリプトの構成とかもええなーと思ってくるから不思議なもの。
何よりもインストールの初期状態のシンプルさが良い感じ。(まぁBSD系とは関係ないが…)perlは入ってないけど、iconvは入ってるというセンスが何となく気に入った。
BSDのエラい人はなんだか怖いけど、やっぱりBSDは硬派だなーと思った春。

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