少女よ、起きなさい(solaris10で無線LAN)

Solaris10で無線LANが動いたぁ!!
知らない人は、なにをそんなに大げさに喜ぶことか、と思うだろうが、windowsとsolarisの間での使用できるデバイス環境の違いは、アメリカの郊外にあるような巨大スーパーマーケットと、チャウシェスク独裁政権時のルーマニア個人商店の商品の量ほどの差がある。
Windowsで当たり前のこともSolarisではありえん事として扱われるので、Solaris10で無線Lanカードがアクティブになるというのはキリストの秘蹟を目にしたかのような驚きとソラリスへの信仰心をかきたてる。
「タリタ・クム」と呼びかけられた無線LANカードはアクティブになってIPアドレスをもらうのである。ありがたやありがたや。
OpenSolarisになったからこそドライバを開発する人も現れたわけで、これはもうありがたい話以外の何者でもない。開発者にもサンマイクロにも感謝感謝。
開発者としてこういったコミュニティーに貢献することはできないけど、ちょっと探した感じ俺のやったような手順を述べてある文書は見つからなかったので、「How to use Wireless NIC for Solaris10」という感じの文書を公に出すことはちょっとくらいはそういったコミュニティーとSolarisの伝道に役に立つ事やと思うので書いてみる。


「How to use Wireless NIC for Solaris10」
まずOpenSolarisのWireless Networking for OpenSolarisプロジェクトから自分の持ってる無線LANカードのドライバを落としてくる。(土偶の場合はLucnt Technologies社Orinoco 11Mのカードで、ドライバはpcwl )
ドライバのインストール

# gtar zxvf pcwl-0.1-pkg.tar.gz
# pkgadd -d . SUNWpcwl

再起動後にカードを挿して再起動後にカードがアクティブにならない(PCカードスロットのドライバがない)場合は、ドライバを落とした所と同じ場所からPCMCIAのドライバをダウンロード(cardbusという名前)
cardbusドライバのインストール

#gtar zxvf cardbus-v0.2.tar.gz
# cd cardbus-v02
# ./Install

で再起動。
また同じ場所から無線LANの設定ツール(wificonfig)をダウンロードしていよいよ設定。

# gtar zxvf wificonfig-0.1-pkg.tar.gz
# pkgadd -d . SUNWwlanu
インストールが終了したら、インターフェイスpcwlをアクティブにする。
#ifconfig pcwl0 plumb
ifconfig -a でpcwlインターフェイスがいるのを確認したらこのインターフェイスに対して無線LANとしての設定を施す。
# wificonfig -i pcwl0 scan
で接続する先のアクセスポイントがあるのを確認した後、
# wificonfig -i pcwl0 createprofile essid=dogu encryption=wep wepkey1=wepkeydogu
などとessidがdoguの設定を作成後、
#wificonfig -i pcwl0 connect dogu
などとしてアクセスポイントに接続。
#ifconfig pcwl0 dhcp
などとしてIPアドレスなどをもらえれば完了。

注意点:
他にNICがある場合はifconfig iprb0 downなどとしてインターフェイスをダウンさせておかないと無線LANをデフォルトインターフェイスとして使ってくれない。

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