今更ながら
2006年2月12日
昨日に引き続き今日も引きこもる。solarisと本と音楽。
夕飯がやけに豪勢だったのを疑問に思ったところ、 どうやら今日は父の誕生日らしい。完全に忘れていたけど元々判っていた風を装って、最近父のために落札した『日本通史』21巻+別巻4をプレゼントということにしておいたけど、なんか俺は人間として根本的にずれているという疑いは益々強くなった。
『罪と罰』をずっと読んでいたせいもあり余計に気分が滅入った。若い頃は気楽に読み飛ばせたこういう物語も、この年になって読むとさすがにしんどい。
ここまで不幸のどん底に転落し、底の底まで行かないうちに死んだのが唯一の救いやな。と思わせるような人物を描き切るのも相当にしんどいやろうなと、偉大なロシア人作家にちょっと同情した。
何でそこまで描き切る必要があるのかと読んでて思うけど、実際世の中には「何でそこまでする必要があったのか」てな事は何ぼでもあるわけやし、いまさらとやかく思う事ではないわな。とも思った。