インパクトドライバーのバッテリーをB6充電器で充電できるようにリチウムイオン電池に置き換える

八月になりました。こんな暑い日にDIYする時はなるべく労力を節約したいものですね!

DIYの強い味方といえば、電動工具ですが、どこのご家庭にも充電式のインパクトドライバーの一つや二つあると思います。

もちろん土偶家にも充電式のインパクトドライバーが3台あります。マキタが2つとリョービが1つありますが、主に使用しているのは持ったときにフロントヘビー気味の重量バランスが気に入っているリョービのものです。充電式インパクトドライバー、ありますよね?

でも、家でこういった古い電動工具を使うときは、使う前に充電して少しだけ使い、また次に使う時に充電するという使い方が殆どで、こういった使い方はニッカド電池にはメモリー効果、ニッケル水素電池に対しては過放電と、電池の容量を極端に減らしてしまうようなとても過酷な使い方になってしまいます。

土偶家のものもかれこれ10年は利用しているのでバッテリーの容量が抜け切って、一回充電してまともに使えるのが一分ほどになってしまい、予備の二本とあわせて合計三分しか使えません。

バッテリーの充電時間は15分いかないくらいなので、予備電池もあわせて三分使い、再充電して使えるようになるのに40分弱待つ必要があります。

3分働いて充電時間40分と、一年に換算すれば1ヶ月ほど働いて残りの11ヵ月はバカンスということになる、ジョージ・ソロスもびっくりなとてつもなく優雅な働きっぷりですが、さすがにこれでは使えません。

ということで、このニッカドバッテリーをこれまたどこのご家庭にも転がっている18650型のリチウムイオンバッテリーに置き換えてみました。

もちろん土偶家にも売るほどあります。18650 Li-ion バッテリー、ありますよね?

で、もともとのバッテリーパックは、1.2Vのニッカドバッテリーのセルが10本直列で12V動作という構成になっていますが、これを18650のLi-ionのセル三本を直列したものに入れ替えるわけです。

Li-ionバッテリーは1セルあたり公称3.7Vの満充電4.2Vなので、満充電時は12.6Vで通常は11.1V駆動と電圧の相性もバッチリです。

電池を入れ替えてしまうと当然今までの充電器は使えなくなるので、これをこれまたどこのご家庭にもある「B6互換バランス充電器」と呼ばれるタイプのバッテリーチャージャーで充電可能な構成にします。

もちろん土偶家にもあります。iMax B6バッテリーチャージャー、ありますよね?

ということで、まずバッテリー部分を作成。

バッテリーパックの端子と直結せずに、ディーンズタイプと呼ばれるコネクターをつなぎ、充電のためのサブ端子として1セルごとに電圧を監視しながら充電するためのバランス端子とよばれる端子も接続。

バッテリーパック側は分解して内蔵されているニッカドバッテリーを取り出し、本体側と接続される部分の配線を延長し、このようにディーンズオスコネクターを接続しました。

で、このように接続した常態で、バッテリーパックに内蔵し、

コネクタを外に出して、充電はパックを開けずにコネクタを外して行います。

もちろんもともとコネクタを外に出す部分はありませんので、現物あわせでニッパーなりペンチなりヤスリなりで削り取ります。

 

ドライバーと合体するとこんな感じ!

使ってみると電池の内部抵抗の特性上ニッカドのような大電流特有の強烈な回りではないゆっくりした動作になりますが、全く問題なく使えるレベルです。

もちろん本職のプロが使うにはイマイチかもしれませんが、ゆっくりでもいいじゃないか家庭用だもの。と言う感じでしょうか。

何よりも継ぎ足し充電できる利点とバッテリーパックがとても軽くなったのはとても素晴らしいアドバンテージだとおもいます。

ただショートすると一瞬で炎上しますので配線と取り扱いにはくれぐれも注意ですぞ。

と、ここまで書いておきながら言うのものなんですが、Li-ion電池は取り扱いを間違えるとすぐに燃える扱いの難しい電池です。

土偶の真似したら家が火事になった!とか言われても困りますので、ちょっと自信の無い方は無茶せずに普通に予備バッテリー買うほうがいいと思います!

Li-ion電池の取り扱いにはくれぐれも注意だ!約束だぞ!

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