映画 23 2月 2008 オープン・ウォーター(2003/米) ASIN:B000A16D2S かなりの低予算の割にかなりヒットしたらしいオープン・ウォーターを見た。 タイトルの通り、ダイビング中に周りが海しか見えないオープンウォータに取り残されたカップルの物語で、パッケージ通り恐怖のメインとなるのは「サメ」である。 伏線通りにサメを呼び集めるような行動を繰り返して、気づいた時にはサメに取り囲まれている。そんな感じの話がテレビの再現ビデオのように続く。これは中[…] 続きを読む
映画 19 2月 2008 ミヒャエル・ハネケ 「セブンス・コンチネント」(1989/オーストリア) ASIN:B000JVS58O ミヒャエル・ハネケの映画デビュー作である「セブンス・コンチネント」を観た。オーストラリアへの移住を希望する一家の3年間を三部構成にわけて描く絶望のドラマ。史上空前のラストが観客を待ち受ける。 タイトルを直訳すると第七の大陸。地球上には第六の大陸までしか存在しない・・・。 というパッケージ書きをレンタル屋さんで見て思わず借りてしまった、 その説明だけを見て、亡命に望み[…] 続きを読む
映画 3 2月 2008 北野武 「その男、凶暴につき」 (1989/日) ASIN:B000UMP1FC この映画は北野武の初監督となるものやけど、当初は深作欣二監督、ビートたけし主演の企画だったものが何かのスケジュールの都合でたけし自身が監督も努める事になったらしい。 この映画の公開当時はバブル期真っ盛りで、同じような異種業界の監督の映画が量産された時期でもあったので、彼が監督を務める事にそんなに違和感が無かったのやろう。 結局この映画を切っ掛けに「北野武」は世界的な[…] 続きを読む
映画 2 2月 2008 「オーメン/最後の闘争」 (1981/米) ASIN:B000A0D92Q オーメンシリーズの3にあたる。「オーメン/最後の闘争」を観た。 おっちゃんになってソーン産業の社長となったダミアンは、イギリスに生まれた救世主たるべき存在の抹殺を企てる。一方、救世主を守ってダミアンを滅ぼすべく、イタリアの修道士が7つの短剣をもってダミアンに迫る。 と言うストーリやけど、シリーズものの常として回を重ねるごとにボルテージは下がる一方。 伏線もなんもあっ[…] 続きを読む
映画 28 1月 2008 「オーメン2/ダミアン」(1978/米) ASIN:B000O76Z58 「オーメン」を観てあんな終わり方やねんから絶対「オーメン2」見たくなるやんかーという事で観た。 ダミアンが13歳になって自分が悪魔の子である事に目覚めた位の話である。 ダミアンの美少年っぷりと悪魔っぷりが中々良い感じやったけど、ちょっと自ら手を下しすぎなんと、自分が悪魔の子である事に悩んでしまうあたりで微妙に萎えた。 「オーメン」のなんともえげつない人殺しメソッドと[…] 続きを読む
映画 25 1月 2008 北野武 「ソナチネ」(1993/日) ASIN:B000UMP1G6 この「ソナチネ」の公開当初は1週間で上映が打ち切られる映画館が出るほどの人気の無さやったけど、欧州に輸出されて、イギリスのBBCの「21世紀に残したい映画100本」にも「東京物語」や「椿三十郎」などと並んで選ばれほどの熱狂的な人気を得た。日本でもとりわけ北野映画をバイオレンス映画として観る向きの人の評価が高いようだ。 ストーリーはヤクザ稼業がちょっと嫌になって来た男[…] 続きを読む
映画 24 1月 2008 北野武 「3-4X10月」(1990/日) ASIN: B000UMP1FM 北野武の「3-4X10月」を観た。 前から見ようと思っていたのになぜか機会が無かったのやけどようやくにして観る事が出来た。 ある無気力でぼんやりした男がヤクザに因縁をつけられた事を発端に、その男の所属する草野球チームとその暴力団が抗争を始める。その男は友人と銃を買うべく沖縄に旅立ち…という話である。 と書くと如何にも娯楽映画的に面白そうやけど、「難解で不条理なスト[…] 続きを読む
映画 20 1月 2008 リチャード・ドナー 「オーメン」 (1976/米) ASIN:B000FGG2PQ 今まで見る機会は何度もあったはずやけどなぜか観ていなかった。 「獣の数字666」やら「ダミアン」をネタ的に不吉なものとする文化の発祥もとの映画であろうか。 直接的にホラー的なシーンは数少ないけど、そのシーンのどれもが大概強烈であるうえに、全編を通してゾクゾクするような怖さである。最後の最後も「え~ん怖いよ~」であった。 登場人物で顔の怖い人はことごとく怖い人か怖い事[…] 続きを読む
映画 15 1月 2008 デヴィッド・リンチ ストレイト・ストーリー (1999/米=仏=英) ASIN:B0000A4HSJ デヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」を観た。これは同監督の「ロスト・ハイウェイ」と「マルホランド・ドライブ」の間に作られたものやけど、それらの狂気と不条理の物語とも全く違う、ヒューマンドラマと位置づけられるものだった。 老いで体の自由が益々効き辛くなってきていることを感じた老人が、昔ちょっとした事で仲違いした兄が心臓発作で倒れたことを聞き、時速8キロのトラ[…] 続きを読む
映画 14 1月 2008 マジッド・マジディ「運動靴と赤い金魚」(1997/イラン) ASIN:B000A16QG6 この間から「サイクリスト」「カンダハール」とモフセン・マフマルバフ監督のイラン映画を観たけど、次はマジッド・マジディの「運動靴と赤い金魚」である。 アリ少年はお使いの途中に修理したばかりの妹の靴を無くしてしまう。貧乏である上に厳格な父母に言い出せず、兄の靴を妹と二人で共有することになる。 午前の登校では妹が、午後からは兄が靴を履いて学校までの道のりを全力疾走で登校す[…] 続きを読む