バックハウスを聴く

最近車を運転したり昼休みに本を読むとき意外にちゃんと音楽を聴くことがめっきり少なくなったけど、仕事から帰ってきて、ひさしぶりにゆっくり音楽を聴いた。

以前はあれほど鬼気迫って必死で聴いていたのに、ここ数年はそういう風な聴き方をすることは殆どなかったのだが、やっぱりちゃんと聴きはじめると昔の感覚とういうか感性のようなものが蘇ってくるような気がする。

以前は個性がなく全く味気ないと感じたヴィルヘルム・バックハウスの演奏するベートーヴェンの最後の3つのピアノソナタがやたらと胸に迫ってくる。

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彼の同時代のベートーヴェン弾きであるケンプが晩年になるにつれロマン派を好んで演奏するようになったのに引き換え、バックハウスはバッハやモーツァルトと古典派の方に目を向けたという。

以前はこのCDを聴いてあまりバックハウスを聴き込もうという気にならなかったけど、良く考えれば、ベートーヴェンにバッハにモーツァルトのソナタって私の大好物ですがな。

ということで、久しぶりに新しい音楽が聴きたいと思ったのであった。

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