フランス軍飯盒 / ジュテーム餃子!
先日、海で火にかけているのを忘れて底に穴をあけてしまって丸型ハンゴウが使えなくなった。
家にいわゆる普通のハンゴウである兵式ハンゴウもあるのでそれを使えばいいのだが、あの豆型の形ではどうもスパゲティーが茹でにくい。
ということで、ご飯も炊けてスパゲティーも茹でやすいような、なにか良い物がないかと探していて見つけたのがこれ。
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フランス軍のメスキットの放出品であるが、作りがごっつくてアルミも分厚くて無骨な良い感じである。
ふた部分の取っ手を底にまで折りたたんでロックしてしまうと、ご飯が吹きこぼれてもふたが浮いてくる事がないので石などを乗せる必要がない。
とりあえず数度ご飯を炊いてみたが一般的なハンゴウと比べてかなりアルミが分厚いので、シングルバーナーで底だけを炙っても熱が全体に回って焦げ付きにくいようだ。
ちゃんと火加減をコントロールしてやれば全く焦げなしで完璧に炊けてとっても気持ち良い。
更にこの取っ手を伸ばすとフライパンのように使えるが、まぁフライパンとしては使う事は無いような気がする。
しかし、せっかくなのでこの蓋フライパンで何かを焼いてみようと思う。
キャンプや海に行って鉄板で焼く物といえば餃子。
餃子大好き、ジュテーム餃子の土偶としては、誰がなんと言っても、焼きそばでも焼肉でもなく、餃子である。
そう、この形と長さから考えるに、餃子を6つ並べて焼くのにベストである。
油をひいて餃子を並べて、少し水を入れて内蓋を伏せて蒸し焼き。焼けたら内蓋をごと蓋を裏返せば、内蓋に裏返った餃子が並んでいると…完璧ではないか。
おお、この蓋と内蓋はまるで餃子を焼くためだけにデザインされたようではないか!
さすが食と軍隊と核兵器の超大国フランス!
米は炊けるわスパゲティーは茹でられるわ餃子は焼けるわ、フランス軍の配給品は素晴らしい。
しかし、フランス軍が野営で餃子焼いて食べてるところを想像するとちょっと可笑しいですな。
セボン餃子!ジュテーム餃子!メルシー餃子!