日記/雑記/妄談 13 4月 2011 始まりが無いものには終わりも無いのか?/独り夜桜 なんとなくまっすぐ家に帰りたくなくて、遠回りして加茂川の土手の満開のソメイヨシノの群れの下を自転車で走っているうちにふと思いつき、近くでおにぎりと焼きそばパンとミネラルウォーターを買って川原の桜の下で食べた。 周りは暗く見渡す限り誰もおらず、夜桜と川と月と寒いくらいの風と降り注ぐ花びらの中で独り土手の草の上に座って、もそもそとおにぎりと焼きそばパンを食べて水を飲むのは楽しい。 好ましく愛おしいもの[…] 続きを読む
@災害 12 4月 2011 31日後/レベル7/名も無き 震災から丁度1ヶ月が過ぎて2ヶ月目に入った4月12日、原子力安全・保安院は福島第一原発の事故評価をINES基準の国際指標「レベル7」に引き上げた。 これによってこの福島第一原子力発電所の事故は名実ともに世界ランク同率一位の事故に躍り出たわけであるが、 事故当初はレベル4としていた評価を後にレベル5に引き上げた後、 海外からは最初から6相当と見積もられていたレベルをすっ飛ばしてレベル7ということであ[…] 続きを読む
@災害 4 4月 2011 前線で/死者のために 今日あたりから職場の桜が咲きかけてきた。 日本気象協会によれば、日本の開花予想はこんな感じらしい。 この季節になるとよく見るような桜前線マップな画像であるが、 この桜前線マップとよく似たこの画像、 ドイツの気象局の発表した、4月5日午後9時時点での福島の放射性物質の拡散マップということである。関西直撃ということになってますな。あーもー望むところじゃー 日本では公表されてない画像と言うことらしいけど[…] 続きを読む
本 1 4月 2011 ル・クレジオ『調書』/統合失調症仮想体験小説 ISBN-10: 4105106155 2008年に村上春樹に競り勝つ形でノーベル文学賞を受賞したル・クレジオの『調書』をやっと読むことができた。 この『調書』は1963年に彼のデビュー作として発表され、当時、サルトルの『嘔吐』と同じような位置づけで語られたこの本と著者はちょっとした話題になったようで、日本語訳も1966年に出たのだが、長らく絶版していたようである。 2008年に彼がノーベル賞を取[…] 続きを読む
@災害 30 3月 2011 金子みすゞ展/深遠を越えた先に見えるもの/芸術を鑑賞するとは 最初はセシウム137が出たってだけで「びぇぇぇーー」って滅茶苦茶ビビッたのに、 今やプルトニウムが検出されたって聞いても「フーンやっぱり」としか思わない自分に驚く今日この頃。 「漏れてない?」っていうと、 「漏れてない」っていう。 「溶融してない?」っていうと、 「溶融してない」っていう。 「プルトニウム238?」っていうと、 「プルトニウム238」っていう。 そうして、あとで、こわくなって、 「[…] 続きを読む
ミュージアム 29 3月 2011 「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展/無駄にドラマチックで無駄に暗くてそして無駄に圧倒的な/そしてクリムトへ 先日、京都の伊勢丹で開催されていた「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展に行って来た。 3月27日に終了しておりリンクも次の展覧会のものに代わっているので、京都の前に開催されていた横須賀美術館のものを張っておく。 ラファエル前派とは19世紀半ばから末にかけてイギリスで起こった芸術家集団のムーブメントであるらしい。 とはいえラファエルって14から16世紀イタリアルネッサンスのラファエロの事?前[…] 続きを読む
@災害 28 3月 2011 週ごと、24時間ごとの京都の放射線量推移グラフ 先日、京都にあるARIS(京都府環境放射線監視テレメーターシステム)のモニタリングポストで計測され公開されている放射線量を見やすく整形して表示するWEBアプリを作った。 これを作るにあたって、ついでに密かに定期的にデーターを取得してデーターベースに溜め込んでいたのだが、そのデーターの蓄積を始めてやっと一週間経過したので、そのデーターをもとに自動的にグラフ化してくれるシステムを作ってみた。 とりあえ[…] 続きを読む
@災害 24 3月 2011 震災で世界認識が変わる 「後五分で死ぬとしたら何をするか?」という風な話は定期的に話題に上るものであるが、 震災が起こる一週間ほど前に、後五分で自分が死ぬことを知った男がとった行動を逆回しで撮った作品「Tick Tock」が、学生たちを対象にしたムービーフェスティバル「Emory Campus MovieFest」にて最優秀作品賞を獲得したことがニュースになっていた。 こういった映像や話題は見るものに対して「あなたが五分[…] 続きを読む
@災害 23 3月 2011 ポポポポ~ン欲は渇愛だ 最近、メールやら会話やらの語尾に「ポポポポ~ン」をつけたくなる欲求を抑えられない。 この語尾に「ポポポポ~ン」をつけたくなる欲求は、人間存在の根底にある何ものかを理屈抜きにダイレクトに刺激するようなアプリオリな欲求であるように思う。 このような類の、意味は無いけどついつい言わずにはおれない欲求を総称して 「ポポポポ~ン欲」と名づけてもいいくらいだと思うくらいである。 親しい人どうしだけで行使される[…] 続きを読む
@災害 20 3月 2011 魔法の言葉で〜 怪しい〜 噂が〜 ぽぽぽぽーん♪ 「拡散して〜♪ 拡散しテナガエビ!」 「詳しい人から聞きました〜♪ 聞きましタナゴ!」 「政府は事実を隠してる〜♪隠してルリヨシノボリ!」 「実はらしいです〜♪ らしいでスナヤツメ!」 「大至急〜♪ 大至キュウリウオ」 魔法の言葉で〜 怪しい〜 噂が〜 ぽぽぽぽーん♪ ということで、出回ってるデマの検証サイトを紹介。 (さらに…)[…] 続きを読む