夏向きの本

『カラ兄』の原卓也訳の新潮文庫版を買った。米川正夫訳、亀山郁夫訳と読んだのでどうしても読んでおきたかったのだ。しかしこのクソ暑さのなか『カラ兄』を読むのはあまりに暑苦し過ぎる。
8月3日にアレクサンドル・ソルジェニーツィンが死んだらしい。彼のデビュー作『イワン・デニーソヴィチの一日』はとても面白く読んだのだが、『煉獄のなかで』 『ガン病棟』 『収容所群島』は本棚に入ってる割には読んだ事が無い。折角やし読んでみようかなぁ。と思うだけ。
で、結局、恥ずかしながら未読だったエリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』を読もうとしたら、家にあったのはその続編チックな『死ぬ瞬間の対話』だった…続編を先に読むのもなんやし。
むぅ、無いとなると余計に読みたくなってきたなぁ。
暑い夏には息が凍るようなシベリアの話が合うかと言えばそうではない。
強烈な生をイメージさせる「夏」には逆にコントラストとしての「死」が強く意識されるのだ。
って本読む前にエックハルト『神の慰めの書』の感想書かんとね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP