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2006年5月19日

花の金曜日

なんだかこの一週間はとても疲れた。
雨降りの中帰ってきてコンピューターの前に座る。
したい事は山のようにあるのに、脳が休ませろと悲鳴を上げいる。
脳に処理能力以上の、精神が処理するに辛い程の情報を頭に詰め込まれて過負荷が掛かっている。
頭痛まで引き起こして俺を無意識の眠りに突き落とそうとするけど、ひたすら耐える。
変な汗をかきながらひたすら耐え、これ以上ダメだと言うところで音楽をかける。
弦の音は脳にしみる。まるで脳の「しわしわ」が伸ばされていくよう。
非言語的で非感情的な概念が脳に広がり、脳が弛緩してゆく。
良質の音楽というのはこういうためにある。


よくよく考えてみれば、俺を取り巻き、俺が問題だと考えている諸問題というのは、
今更考えても遅い事、考えるだけ無駄な事、考えるまでもなく結論が明白な事の三つに分類される。考えればどこかしらに行き着けそうな問題などほとんど無いのだ。
さらにはその三つが何かしらの欲求から端を発している。
その欲求に執着しているか、その欲求を捨てきれないかのどちらかだ。
更に言えば、それらの欲求は明らかに俺には向いていない。
結局は思考の問題と言うよりは嗜好の問題なのだ。
この期に及んでそういう事を嗜好しようとするのは筋違いなのだ。
ひたすら下に向かって穴を掘り続けば、進めば進むほど人の住む地上からは遠くなる。
掘れば掘るほど穴の周りに積まれる土の山は高くなる。
上へ上へと枝を伸ばせばその根は暗い地下へと伸びてゆくと言うが、俺のどこに地上に出た枝などあるのだろうと考える。
弦楽四重奏を聴きながら、ミュートトランペットのソロを聴きながら、ここまでイッてる奴がおるねんから俺なんざまだまだ大丈夫。と自分に言い聞かせる。
マイルスのアドリブを口ずさみながら、チェロのパートを頭で演奏して自分を保ちながら、今日も穴を掘る。
深い井戸の底から上を見上げれば真昼でも星が見えるという。
たしかにそんな気がしてきた。

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