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兵庫県立美術館「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく」/シュレディンガーのペルホネンと妖怪化けコート/あるいはアートの持つエネルギーについて。 ミュージアム

兵庫県立美術館「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく」/シュレディンガーのペルホネンと妖怪化けコート/あるいはアートの持つエネルギーについて。

みんな大好きミナペルホネン!(若干おやじギャグ) ということで、先週の金曜に仕事を休んで兵庫県立美術館で開催されている特別展「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく」に行ってきた。 今年はコロナ禍ということでひたすら引きこもっていたので、最後にミュージアムや展覧会に行ったのはほぼ一年前の2019年11月はじめの京都文化博物館でやってた『みんなのミュシャ』展以来だった。(その様子のツイートはこちら。)[…]
世界の巨匠たちが子どもだったころ@京都伊勢丹美術館えき ミュージアム

世界の巨匠たちが子どもだったころ@京都伊勢丹美術館えき

「終わりそうな展覧会の感想を書くシリーズ」今回は京都伊勢丹美術館えきで開催されている「世界の巨匠たちが子どもだったころ」についてだー 内容はタイトルの通り日本から世界までの巨匠と呼ばれる画家やデザイナーの10代の頃の作品ばかりを集めた展覧会である。 展示品はいろいろな博物館美術館から借りてきたのではなく、愛知の「おかざき世界子ども美術博物館」がこの趣旨で集めたコレクションをそのまま持ってきただけで[…]
「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」@伊丹市立美術館 岡崎京子とニーチェとバタイユとフェミニズム ミュージアム

「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」@伊丹市立美術館 岡崎京子とニーチェとバタイユとフェミニズム

伊丹市立美術館で開催されている「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」に行ってきた。 結構マイナーな展覧会らしくあまり情報がなく、この春に世田谷文学館で開催されてから、夏に私の行った伊丹市立美術館と冬に福岡県で開催されるだけであるようである。 この展覧会では岡崎京子がまだ子供時代だった頃に戯れに描いたイラストから、学生時代に掲載された作品に始まり、書籍化されている代表作の原画だけではなく、単行本化さ[…]
京都市美術館の「ダリ展」と京都文化博物館の「ダリ版画展」、そして京都国立近代美術館 ミュージアム

京都市美術館の「ダリ展」と京都文化博物館の「ダリ版画展」、そして京都国立近代美術館

先日、京都市美術館で開催されている「ダリ展」、その向かいの京都国立近代美術館のコレクション展、そして京都文化博物館の「ダリ版画展」と3つの展覧会をはしごしてきた。 サルバトール・ダリなる人物は生まれつきの天才で、奇人で独創的なシュールリアリズムの画家というイメージがある。 しかし、若いころはモネ風な印象派だったりピカソ風キュビズムだったり、マティス風フォービズムっぽい絵を描いたりしていたし、彼が自[…]
大原美術館再訪/熊谷守一と地獄変/下手も人生のうち ミュージアム

大原美術館再訪/熊谷守一と地獄変/下手も人生のうち

先週の末に友人たちと倉敷に行って来た。 友人たちはレンタルサイクルを借りて、いわゆる「美観地区」をぐるぐる巡るスタンプラリーのような事をやっていたのだが、私は独りでほとんどずっと大原美術館にいた。 二年前に行った時は時間的に制約があったので思う存分堪能したとは言い難く、大原美術館はええとこやーという事だけがわかった状態だったけど、今回は好きなペースで心ゆくまで大原美術館を堪能できたように思う。 週[…]
マグリット展@京都市美術館 / 世界の綻びを押さえる ミュージアム

マグリット展@京都市美術館 / 世界の綻びを押さえる

終わってしまった展覧会の感想を書くシリーズ、今回は今日で京都市美術館での会期が終了してしまった「マグリット展」だー ルネ・マグリットは20世紀初頭に(正確には1898年やけど)ベルギーに生まれた、向精神薬の販促ポスターのような絵でお馴染みの、いわゆるシュールレアリスムに分類される画家である。     まぁこんな感じで、観ていると、何時も過ごしている日常が実は見えないところで歪んできているような、な[…]
奇想天外! 浮世絵師 歌川国芳の世界@京都伊勢丹/pop! rock! kawaii!! ミュージアム

奇想天外! 浮世絵師 歌川国芳の世界@京都伊勢丹/pop! rock! kawaii!!

「すでに終わってしまった展覧会の感想を書くシリーズ」、今回はあと一週間ほどで終わってしまう、JR京都伊勢丹の「美術館 えき」で開催されている「奇想天外! 浮世絵師 歌川国芳の世界」についてだーっ! この展覧会は歌川国芳の美人画、風景画、武者絵、動物絵、肉筆画による掛け軸など、あらゆるジャンルの作品を集めたものである。 浮世絵が江戸で流行っていた当時は世界的に市民階級が力を伸ばしていた時代であり、「[…]
金沢へ行く/色絵雉香炉さんと二人きりになる旅 いきもの

金沢へ行く/色絵雉香炉さんと二人きりになる旅

先月、もう一ヶ月前ほどの話であるが、兼六園と21世紀美術館を目当てに金沢に行ってきた。 金沢駅を下りてすぐに「ゴーゴーカレー」の営業車を発見し、無闇にカレーが食べたくなるリビドーが湧き上がってくる。ナンバーまで55だ! 旅行中はご当地物を食べるのが鉄則である。 金沢カレーはご当地物に含まれるけど、ゴーゴーカレーは京都の三条にあるがな!我慢我慢! なんせ1日3食なのだ。そんなに何でもかんでも食べられ[…]
バルテュスを通してロリコンと美を考える ミュージアム

バルテュスを通してロリコンと美を考える

先日、お気に入りのテレビ番組の「日曜美術館」で「バルテュス 5つのアトリエ」なるバルテュスの特集をやっていた。 彼は古典絵画の模写によって殆ど独学で腕を磨き、シュルレアリスム全盛期に画家活動を始めたものの、特定の美術的な活動や運動の枠に入らず生涯独自のスタイルを貫いた人である。 その枠の中の1つとしてカテゴライズされないが故か日本では全然メジャーじゃない人だけど、ピカソがとても評価していたようで、[…]
「海洋堂フィギュアワールド」@京都伊勢丹美術館えき/琳派的なものとしてのフィギュア ミュージアム

「海洋堂フィギュアワールド」@京都伊勢丹美術館えき/琳派的なものとしてのフィギュア

「すでに終わってしまった展覧会の感想を書くシリーズ」、今回はあと三日、2014年8月31日に終わってしまう京都伊勢丹美術館えきで開催されている「海洋堂50周年記念 50th KAIYODO Anniversary 海洋堂フィギュアワールド」の感想を。(リンクは会期中のみなので魚拓を) この展覧会はフィギュアで有名な海洋堂の歴史から作品までを紹介するもので、町の模型店として出発した海洋堂が既成の模型[…]