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レオナール・フジタとパリ展/やっぱりパリのあんちゃんはすげぇや! ミュージアム

レオナール・フジタとパリ展/やっぱりパリのあんちゃんはすげぇや!

京都伊勢丹の「藤田嗣治渡仏100周年記念  レオナール・フジタとパリ 1913-1931」展に行って来た。 藤田嗣治なる画家は日本ではそんなに有名じゃないかもしれないけど、フランスではもっとも有名な日本人画家の一人だそうである。 彼は第一次世界大戦直前にパリに渡り、すぐにパリの寵児としてもてはやされ、第二次世界大戦でナチスがパリを占領する直前で日本に帰った。 戦時中は戦争画家として徴用されたものの[…]
棟方志功 幻の肉筆画展/墨書きじょんから節 ミュージアム

棟方志功 幻の肉筆画展/墨書きじょんから節

例のごとく京都伊勢丹美術館「えき」でやっている」「棟方志功 幻の肉筆画展」に行ってきた。 棟方志功といえばあまりにも版画が有名やけど、この展覧会は題材にあるような肉筆画を、紙にかかれたものだけでなく、襖や戸板や扉に直接墨で書いたものも展示している。 この襖や戸板に大きく書かれた墨書きはやたらと大迫力で迫ってくる。 昔からこの人の絵を見ていると、なぜか彼と同じ津軽出身である初代高橋竹山の津軽三味線と[…]
「浮世絵の夏 -納涼と花火-」@美術館 えき/浮世絵はなんか知らんけど流行ったアールヌーボーみたいなもんだー ミュージアム

「浮世絵の夏 -納涼と花火-」@美術館 えき/浮世絵はなんか知らんけど流行ったアールヌーボーみたいなもんだー

そういえば先週末に、JR京都伊勢丹の「美術館 えき」で開催されている「浮世絵の夏 -納涼と花火-」に行ってきた。 国貞、国芳、広重といった有名どころの、サブタイトルになっているような納涼とか花火といった夏がテーマの、主に19世紀末の浮世絵を集めたものである。 「納涼」がひとつのテーマとはいっても、夕涼みの風景だとか蚊帳や花火や浴衣が描かれている「内容のテーマ」だけでなく、夏とは関係ない絵柄が書かれ[…]
文化博物館「八重の桜展」はダークツーリズムではない ミュージアム

文化博物館「八重の桜展」はダークツーリズムではない

先日、文化博物館の「2013年NHK大河ドラマ 特別展 八重の桜」に行ったのだが、その時にずっと感じていた違和感が何だったのか、東浩紀編『チェルノブイリダークツーリズムガイド』読み始めて分かったような気がする。 展示そのものは 本展は、NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動して、同時代の資料や新島八重ゆかりの品々を紹介します。戊辰戦争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通して、復興へのメッセージを伝える展覧[…]
レオ・レオニ 絵本のしごと/世界の痛みは自分の痛みか? ミュージアム

レオ・レオニ 絵本のしごと/世界の痛みは自分の痛みか?

  また終わった展覧会の事を書くのもなんだが、去年の末に京都伊勢丹の美術館「えき」の「レオ・レオニ 絵本のしごと」に行って来た。     レオ・レオニといえば、『スイミー』とか『フレデリック』とか『平行植物』の作者としておなじみの絵本作家である。 展覧会の冒頭の説明文で、 私にとって絵本はずっと自分の中にある問題を問いかけ、答えを求める手段であった。 って感じの事が書いてあり「[…]
ウィーンその4 /レオポルド美術館 /エゴン・シーレの奇妙な冒険/放置プレイのちツンデレ ミュージアム

ウィーンその4 /レオポルド美術館 /エゴン・シーレの奇妙な冒険/放置プレイのちツンデレ

美術史美術館を出て、直ぐ真裏にあるミュージアムクォーター「MuseumsQuartier Wien」に移動する。 これがミュージアムクォーターの正面の建物で昔は王宮の厩舎として利用されていたらしく、この向こうは6万平方メートルもの広大な敷地の文化芸術区画となり、様々な美術館や博物館、劇場や展示ホールや図書館などの文化施設が集められている。 その正面の建物を潜って中庭に出るとこんな感じ。 正面の建物[…]
ウィーンその3 ウィーン二日目、「美術史美術館」/はっちゃけすぎる宗教画 ミュージアム

ウィーンその3 ウィーン二日目、「美術史美術館」/はっちゃけすぎる宗教画

カールス教会を出て「美術史美術館」へ向かうために路面電車の停留場オペラ座のまん前の「oper」からリンクを時計回りする路線1に乗る。 乗ったものの「美術史美術館」へ行くにはどの停留所で降りれば良いのかいまいち良く判っていない。 ウィーンの路面電車の良い所は、一つの停留所の間が歩いて直ぐの距離にあるので、行く方向とか路線さえ大体あっていれば、たとえ目的地を通り過ぎてしまっても次の停留所で降りて戻れば[…]
草間彌生 永遠の永遠の永遠/世界は生きる価値があるか?/世界を救う試み ミュージアム

草間彌生 永遠の永遠の永遠/世界は生きる価値があるか?/世界を救う試み

先日の土曜日に大阪の国立国際美術館で開催されている「草間彌生 永遠の永遠の永遠草間彌生 」に行ってきた。 この草間彌生という人は以前ブログでも紹介したことがある、私の大好きな芸術家の一人である。 彼女は子供の頃から統合失調症を発症し、自分の幻覚や幻聴を描きとめることからその芸術活動をスタートさせ、80歳を超える現在まで常に変わり続け、常にずっと「前衛」と呼ばれ続けてきた。 この展覧会の事をネットで[…]
アンリ・ル・シダネル展~薔薇と静寂な風景~/ゆるアンティミスム ミュージアム

アンリ・ル・シダネル展~薔薇と静寂な風景~/ゆるアンティミスム

もうすでに、4月1日で終わってしまったが、く京都駅ビル、伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで開催されている「アンリ・ル・シダネル展 ~薔薇と静寂な風景~」に行ってきた。 アンリ・ル・シダネルなる人物は19世紀末から二十世紀初めにかけて活躍したフランスの画家で、日常的な題材を情緒をもって醸し出すように描くというアンティミスムなる方向性を持った、カテゴライズしにくい作風を持つとされている。 この展覧会に[…]
イジス写真展 -パリに見た夢/夢想的で詩的なジャーナリズム ミュージアム

イジス写真展 -パリに見た夢/夢想的で詩的なジャーナリズム

またしてもこれも終わった展覧会の話やけど、「イジス写真展 -パリに見た夢- IZIS PARIS DES RÊVES」に行ってきた。 このIZISって人はリトアニア出身のユダヤ人で、有名どころのフランスの写真家「ドアノー」や「アンリ・カルティエ=ブレッソン」と同時代に活躍した写真家である。 この展覧会ではレジスタンスのポートレイトからパリやイギリスやイスラエルの風景、動物や廃墟からシャガールのパリ[…]
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