野蛮で魔法で戦国なコンピューター世界

家にインターネット環境が無い「IT弱者」ともいうべき人が、光回線を敷いて一気に「回線速度富豪」に躍り出るのは「インフラ下克上」とでも言うべきだろうか。
「コンピューターが日常生活に不可欠な時代になり、むしろ魔法の世界に逆戻りしたのではないか?」と言っていたのは、アラン・ケイかジェフリー・ディーヴァだったような気がする。
確かにコンピューターとネットワークを使うことで、今までとても時間がかかっていたことが一瞬で出来るになったり、今まで不可能だったことが可能になったりした。
ごく普通のユーザーからすれば、黒い画面のUNIXのシェルでコマンド操作している姿は呪文を唱えているように見えるらしいし、リモートから大量の端末に対して、ファイルをコピーしたり、ソフトをインストールしたり、はたまた動作原理の全くわからないシステムを構築したりする様は魔法のように見えるものだ。
コンピューター世界の中は魔法の世界だったり戦国時代だったりとなかなか野蛮でエキサイティングである。
「個体発生は系統発生を繰り返す」って言うけど、コンピューターの世界もまだまだ発展途上なんだなぁと最近よく思う。
深く入れば入るほど、コンピューターの世界の中でも、ほぼ近代化が終わったところもあれば、まだ中世のようなことをやっているところもあるなぁと思う。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP