mp3再生用カメレオン(SUSE 10)
土偶家のSuse9.3で構成されていた音楽再生用PCがクラッシュした。
いつもはキーボードもモニターも繋いでいないので、電源入れた時に「中々起動して来んなー」とモニタに繋いでみたら、延々HDDのIOエラーが出ている。
fsckしようとシングルユーザーモードで起動するもチェックが延々続いて終わらない。
mp3が入っているディレクトリはファイルサーバーからsambaマウントしているので、こいつはクラッシュの原因にも被害にも関係ない。純粋なファイルシステムのエラー。
再生するmp3のデータ領域はファイルサーバー上にあるので、ローカルにはシステム領域のみ。
ためらうことなく再インストール決定。
IOエラーが出ているけど、犬ファイルシステムは密かにあんまり信用していないのでディスクは壊れていないと見た。
インストールしてもエラー出るようならそれから交換しても遅くない。
よっぽどSolaris入れたろうかと思ったけど、sambaファイルシステムをネットワークマウント出来るのはlinuxだけやし、linuxも飼っておいて損はない。solarisでnfsマウントという手もあるけど、普通すぎてちょっとつまらん。
ここははやる気持ちと怒りを押さえてLinuxをインスコすることに。
クラッシュの時点まではSuse9.3やったので、この際10.0を入れてみる事に。
以前からSuseを選んでいるのはSuseのロゴのカメレオン「geeko」が好きだという理由のみ。あとマイクロソフトに駆逐されたnetwareの会社であるnovellが配布元ってのもちょっとあるかも。novellカワイソスということで。
システムに採用した根拠がロゴだけというのもアレだが、正直Redhat系のディストリビューションの違いはわからん。debianだけはちょっと特別やと思うけど、slackware行くほどの元気もない。
それやったらロゴが一番カワユスなSUSEでええやんと言う事なのだ。そういう意味から赤帽はout of 眼中。
まぁ、ロゴがいくらカメレオンやスジシマドジョウでカワユスかろうが、デスクトップログインせずに、リモートからsshやtelnetで使ったりrshでmp3プレイヤーを起動して使う分には全く関係ないというのは内緒だ。
と言う事でSuse10インストール。
特に問題なくインストール完了。懸念されたディスクのエラーもなし。
結局9.3カメレオンは何が壊れとってん?ext3はジャーナリングファイルシステムのはずやのに全くひどい話やと。Solarisのように根性で起動して来んかい。この腐れカメレオンが!
最近色々な意味で悶々としているので理不尽に腹が立つ自分にちょっと反省しつつも、爬虫類好きの俺としては、バージョン10でデフォルトになったリアルカメレオンの壁紙にちょっとニヤニヤする。
ちなみに冒頭の画像の左が9.3のデフォルト壁紙、右が10.0でのリアルカメレオン。
俺としてはリアルカメレオン気に入ってるけど、普通はダメなんじゃないだろうか?
このカメレオンだけで「SUSEつかわねー」と言う人がいるような気がする。
で、以前は書いてなかったので、この際リモートからmp3再生する方法を書いてみる。
mp3再生用pc (mp3 192.168.1.10)
リモートコントロールPC (pc 192.168.1.11)
再生するユーザー (user)
とし、pcからのシェルスクリプトクリック一発で、mp3のxmmsが起動してコントロールできる状態が到達点。
先ず、DVDからSUSE10をインストールしただけではライセンスの問題でxmmsでmp3が再生できないので、xmmsのmp3再生プラグインをインストールしてやる。
xmmsのmp3プラグイン配布元の(なのか?)のダウンロードからそれらしいパッケージをインストールしてやる。
suse用はなかったので、Red Hat Linux9用のrpmをインストール
rpm -ivh http://www.gurulabs.com/downloads/xmms-mp3-1.2.7-21.p.i386.rpm
これでネットワーク上からパッケージが入りxmmsでmmp3が再生できるようになる。
ここからはシステム上でリモートコマンドを受け付けるrshdを有効にし、一般ユーザーでaudioデバイスを扱えるように設定する。
お願いします!ヤッさんということで、全てYast2からの操作になる。
- リモートからのxmms実行にrshdを使用するので、rsh-serverパッケージをインストール
- rsh-serverを動作させる為に「ネットワーク・サービス」「shell」(in.rshdな)を「オン」に。
- firewallが動いているとうっとしいのでこれを止めておく
- 更に該当ユーザーからaudioデバイスを開けるように「セキュリティとユーザ」「ユーザーを作成あるいは編集する」から該当ユーザーを「audio」グループに参加させる。
- 該当ユーザーのホームディレクトリに.rhostsを作成し、リモートのコンピュターのipアドレスを書いておく。rshdはこのファイルを読んでリモート実行するか否かを判断している。
- リモートコントロールPC上で以下のようなシェルスクリプトを作成。rmt-xmms.shとでも名付けておけばわかりやすくて吉。
- 次にrsh越しにmp3再生pc上でリモートから実行される/home/user/bin/mp3play.bashを作成。
/usr/X/bin/xhost 192.168.1.10
rsh 192.168.1.10 /home/user/bin/mp3play.bash 192.168.1.11:0.0
やってる事は192.168.1.10からのxクライアント接続を許可し、192.168.1.10の/home/user/bin/mp3play.bash をディスプレイ名の引数をつけてリモート起動
export DISPLAY=$1
export LANG=ja_JP.eucJP
xmms
2行目と3行目で環境変数DISPLAYに第一引数で与えられたリモートコントロールPCのディスプレイ名を設定し、ついでに言語をEUCに設定。最後の行でxmmsを起動。Xクライアントのの出力先となるXサーバーは環境変数DISPLAYに設定された値、つまりはリモートコントロールPC上となる。
もちろん両スクリプトともにchmod 700 と実行権限をつけておく。
これで再生用シェルスクリプトをぽちっとクリックするだけで手元にリモートのxmmsがあがってくる。あら便利。
うむうむ。
人間個人を特定できず、種としてしか人間を認識できない動物は大好きです。
リアルカメレオン可愛いですね。
目のギョロギョロな感じがなんともキュート。