Bye Bye Blackbird
2006年5月22日
また一つ「ダメ系サイト」が閉鎖した。そこまで書くか?って感じの人やったし、しかも読者の善意を前提にして色々書いてたので、外からの悪意には脆そうな感じやった。
閉鎖したのはその辺の事があったのかもしれない。
んでもって適当にジャズが入ってるディレクトリをランダムに再生したら、
アート・ペッパーがかかり、「おっ、久しぶりやん」って感じで聞いてたらなぜか凹んだ。油断してたら変な所にヒットした感じ。ウエストコーストやのに??マイルスのリズム・セクションやのに??
チャーリー・パーカーといい、ビル・エヴァンスといい、このアート・ペッパーといい死ぬまで麻薬に依存してた人間の演奏を聴くのは最近結構しんどいかもしれん。
弱すぎたり脆すぎたり細すぎたりするもんを真っ正面から見るのは、自分のそういうトコを見せつけられているようでちょっと辛いかも。
やっぱりマイルスとかコルトレーンとかの確信に満ちたようなんが今の俺には心地良い。
しかしマイルス聞いてると「帝王は、引かぬ、媚びぬ、顧みぬ。」というサウザーの言葉を思い出すやね。
更にコルトレーンのシーツオブサウンドなソロを聴いていると「あーこの人ホンマに聖者になりたがったはるわーマジもんやー」ってビシビシ伝わってきて背筋が伸びる。
帝王道をひた走り、聖者への道を邁進する二人のセッションを聞いていると、自分の執着だとか弱さだとかが余りにもバカバカしい事のように思えて心地よさを感じる、月曜日の夜であった。