メダカの学校がスクールウォーズ状態 / ティック・クアン・ドック・メダカ

この日も笑えるほどの暑さ。
暑さで目が覚めるというのは気分のいいものではないが、いつもより数時間遅く目覚めて寝ぼけながらメダカにエサをやる。
いつもより数時間遅いせいか、メダカたちはいつもより活発である。エサをめぐっての喧嘩もいつもよりひどい。
もう「メダカの学校がスクールウォーズ状態」である。
毎日同じ時刻にメダカにエサをやっていると、その時刻あたりの攻撃性が高まるという実験結果があるらしい。
何時もの時間にエサを得られず、エサで解消される事のなかった攻撃性が数時間かけて高められ、やたらとアグレッシブにつつき合いながらエサを奪い合う様を見ていると、
「おらっ!なにしとんねん!遅いんじゃ!!もっと早よエサ持ってこんかい!!」と私がメダカに怒られている気分になってくる。
余りにも勢い良すぎて水面を覆うマツモに乗り上げて干からびそうになる危険を冒してまで私に抗議する様は、
ベトナム戦争中に抗議のためにサイゴンのアメリカ大使館前で焼身自殺した僧侶、かの有名なティック・クアン・ドックのような威厳を持っているのであった。

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